HSBCの保険「Jade Global Generations Universal Life」 | Mr.Gの気まぐれ投資コラム

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ねだるな勝ち取れ、さすれば与えられん!



HSBC LIFE (INTERNATIONAL) LIMITED


「Jade Global Generations Universal Life」


Bermuda


Standard & Poor's AA-


香港HSBCにて、香港居住者(香港ID保有者)のみ購入可能なバミューダの生命保険です。


かつては日本居住者でも購入可能だったものですが、今はできません。

2013年4月11日の記事で取り上げています。

http://ameblo.jp/saruahi/entry-11509338056.html


どうも、この「Jade Global Generations Universal Life」という商品は、同じユニバーサルなので基本構造は同じですが、当時販売されていたものとは少し異なる新商品のようです。


今回、HSBC香港の5階にあるビジネスセンターにて、この商品の詳細を聞く機会がありました。


結論から言うと、かなりよい保険です。


バミューダ籍の保険というのもマニア心をくすぐります。


50歳男性(非喫煙)にUS100万ドル(1億2千万円)の死亡保障をかけるのに必要な一括の保険料はUS416,500ドル(5千万円)です。


10年払いですと、500万円x10年。


死亡保障は100万ドルで固定。


初年度は4%の保証利率が設定されており、2年目以降はLIBORに連動して変動するものの、2%の最低利率が保証されています。


2年目以降2%の利率しかないという最悪のシナリオで見た場合、13年目からキャッシュバリューは減少に転じ、30年後にはプレミアムがキャッシュバリューを食い潰して保険は消滅します。


3.9%の現実的な利率で回った場合は、キャッシュバリューは増え続け、100歳(50年後)には、解約返戻額が死亡保障額と同じUS100万ドル(1億2千万円)になります。


この保険は、最初の2年以内の自殺を除いては、如何なる死亡原因でも死亡保障のUS100万ドルが支払われます。


今回の新商品の凄いところは、この保険証券が、第三者に譲渡可能だというところです。


保険証券自体が、まるでフレンズプロビデントのように、被保険者も他人に変更が可能だと言うことです。


これはにわかに信じられないようなことなのですが、どうも事実のようです。


つまり、保険証券が世代を超えて、親から子、子から孫へと引き継がれることが可能なのです。


理論的には、キャッシュバリューが引き継がれるという仕組みですので、もちろん譲渡先が保険加入の条件を満たしていない場合には譲渡はできません。


50歳でUS150万ドル(1億8千万円)までの死亡保障が、non-medical(健康診断不要)というのも凄い。


加入可能な最低死亡保障額はUS750万ドル(9千万円)~だそうです。


これは、欲しい保険です。


これに加入するためだけに香港のビザを取得する価値があるくらいです。