先日の旅日記、しつこく続きます。
なぜ、デンマークやスウェーデンに
行ったか・・・
それは、２年前にスエーデンに
行ったときに少し触れたように、
「グスタヴィアン」様式のアンティーク
家具を探したかったからです。
グスタヴィアン様式とは、スウェーデンの
後の王となるグスタヴ３世がフランスの
ルイ16世の時代にベルサイユ宮殿に
長期滞在した際、ネオクラッシックな
インテリア様式に影響を受け、スウェーデンに
帰国した後、北欧スタイルにアレンジし、
ひとつの様式を確立したと言われています。
特徴は、ロココ調のゴージャスな雰囲気を
少し控えめでシンプルなデザインに
したところ。
もともとは、宮殿のみで楽しまれていた
様式でしたが、庶民にも後に広がっていきます。
宮殿では、ゴールドの配色が多く
使われてきましたが、庶民の間では、
北欧の長く、暗い冬を明るく過ごすために、
ホワイト、クリーム、ブルーグレー、
グリーングレーなどの明るく、軽い色の
ペイントを施したことが特徴です。
そもそも、この様式が用いられた
期間がとても短かったことや、
スウェーデンの人口が少なかったことから、
現存するグスタビアン様式の本物の
アンティーク家具は、とても数が少なく、
大変お高く価値があるようです。
お膝元のスウェーデンよりも、
イギリス、フランス、アメリカといった
他国で人気が高いというのも興味深い
点です。
続く・・・
（画像はすべて借り物です）
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