仕事が終わって、某協会の方とお話をさせて頂きました。
いや~、やはり一人で訪問するのは緊張します。
でも家族会の趣旨は伝わったのではないかと感じております。

まずは、『遷延性意識障害(せんえんせいいしきしょうがい)』というものがどういうものなのかを知って頂くことからですね…。


皆さまにも改めてお伝え致します。
『遷延性意識障害』とはどういうものなのか?
『脳に受けた損傷により意識障害となりそれが続いている状態』の事です。
以下の状態が3ヶ月以上にわたって遷延化している患者が遷延性意識障害者と定義されています。
   
日本脳神経外科学会による定義(1976年)

1.自力移動が不可能である。
2.自力摂食が不可能である。
3.糞・尿失禁がある。
4.声を出しても意味のある発語が全く不可能である。
5.簡単な命令には辛うじて応じることも出来るが、ほとんど意思疎通は不可能である。
6.眼球は動いていても認識することは出来ない。

以前は『植物状態』と言われていましたが、表現が適切ではないということで変更されました。


私の旦那さんは急性心筋梗塞から心肺停止になり、その事で脳に多大なダメージを受けたことで『遷延性意識障害者』になりました。

脳のCT等のデータだけを見れば、何も分からない、何も感じないと言われてしまいます。
だからと言って何も感じないわけではありません。
“伝えたい”思いを持った一人の人間なのです。
その事を知って欲しいと願っております。