先日の日経新聞の記事によると、最近は2匹3匹と複数のペットを飼育する人が増えてきているようです。

複数のペット(ここでは犬や猫など一般的に宅内で飼育されることが多い動物を指します)を、飼うことによって「賃貸住宅」ではどういう問題が起こるかをまとめてみたいと思います。


まず、賃貸住宅においては、ペット飼育可能物件が少ないうえに、飼育可能でも1匹に限るというところが多く、複数の飼育が可能な物件を探すのは、極めて難しいと思います。ゆえに、貸主側には1匹と申請して複数飼育している人も多いと思います。
すなわち、持ち家を持つのも難いけど住宅もなるべく幅を持って探したい、且つ、貸主に無断でペットを飼育するのは嫌だという人は、複数飼いは止めて、1匹にしておいた方が良いです。

逆に、オーナー様への提案ですが、もしも所有物件にペット可があるのでしたら、複数可にした方がよいと思います。
なぜなら、ペットの影響は1匹でも複数匹でもさほど変わらないだろうということと、複数のペットを飼える物件が希少だからです。

また、これは余談ですが、木造アパートをペット飼育可にするのはやめた方が良いと思います。何故なら、鳴声が響き易いからです。現実に最近、隣の部屋の犬の鳴声がうるさいからという理由で引っ越した方もいらっしゃいました。
さらに、臭いや毛など、ペットを飼わない人には苦痛にかんじることもあるので、ペット飼育可にするのであれば全世帯ペット礼金や退室時消臭料などを徴収するなどして、ペットを飼う人しか入居しない仕組みを作った方が良いと思います。(もちろんその代わりとなる入居促進対策が必要です)


あとは大型犬ですね。
なかなか大型犬を飼える物件は少ないので、借りる側は大型犬を飼っちゃうと借りれる部屋の幅がせまくなりますが、逆にオーナーサイドとしては、大型犬も飼育可にした方が良いと思います。
これも、複数飼育と似た見解で、実際は大型犬よりも小型犬の方が鳴声がうるさかったり、大型犬が小型犬よりも悪影響を及ぼす可能性は低いと思うからです。


まあ、私としてはそもそもペット飼育可を提案しませんけどね。(戸建なら可ですが)









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