昨日の記事「即入居可能物件に入居者が・・・ 」の最後に、「在宅時も施錠はしておくようにしましょう。」と書きましたが、きっとみなさん「施錠してたって、鍵で開けられるでしょう?」って思われたと思います。説明不足でしたね。


先日のその時の件で言うと、実は空室は開放(施錠していない)になっている物件だったので鍵を差し込むことなくドアを開けたのです。

賃貸での空室では、最近けっこう開放となっている物件があります。「常に開けてて大丈夫なの?」って思われる方もいるでしょう。


実際に、開放物件ではたまに人(不動産関係者以外)が侵入した形跡が残っていることがあります。

さすがに居住したりする人はいませんが、もう人が来ることはないだろうという夜間に、数時間だけ滞在した形跡が残っていることがあるのです。

実際に残っていた物としては、カップやきそばの空き容器×1、焼酎の空き瓶×1、清涼飲料水の空き容器×1、紙コップ×2、が室内にあり、その部屋の下(屋外)に、使用済みコンドームとティッシュが捨てられていました。(窓から捨てたと思われます)


おそらく、この物件の近くに住む若者(高校生?)の男女が数時間の”休憩”をしたと思われます。

若者とみているのはカップ焼きそばの容器が一つしかない&ホテル代がない=金がない=若年という推理です。

近くに住んでいるというのは、そこが以前から空室とわかっていた可能性が高いのと、空室ではお湯は沸かせないので近くのコンビニでお湯を入れて持ってきたという推理です。


まあ、こんなことがあるので空室にも鍵をかけておく方が望ましいのですが、今の札幌は大変な供給過剰なので、管理会社(オーナー)側も営業にとにかく案内してもらおうとします。

施錠しておけば、営業は鍵の保管先まで鍵を借りに行く手間がかかるので、その物件を案内したがらない営業もいたりするからです。(鍵を借りるのが面倒という理由で案内されない物件はそれほど魅力のない物件なのですが)


そこで・・・営業が鍵を借りる手間がなく、かつ空室のセキュリティも保てる便利な「鍵」や「鍵の保管方法」が今はたくさんあります。

これについては、次回の記事で書きます。