はいはい・・・、ということで、

こちらが、KPの実質第1話であります。


それは何故か?

もちろん、その理由は明白です。

このエピソードで、キムとドラッケンは初めて顔を合わせているのですから・・・。


それでは・・・、


あらすじ・・・。


学校、登校時間。

入り口から走ってロッカーに向かうキム。かなり焦っている。

ロッカーを開け、プリンターのスイッチを入れて、レポートが印刷されるのを手をこまねいて(指を動かして)待っているキム。

出て来たのは、レポートではない。そこへ親友のロンが登場。

出て来たのは、ロンがゲームで勝つための「コード」だと説明する。

しかし、プリンターが紙詰まりを起こす。

キムは、期末レポートの印刷を急いでいることを話すと、ロンは、ペットのルーファス(ハダカデバネズミ)に修理をさせる。

ルーファスは、ビデオデッキを直せるらしい。

そして、プリンターは無事修復され、キムのレポートが印刷されて出て来る。

キムは、それを持って、急いで廊下を走って行くが、途中で、バーキン先生にぶつかり、遅刻(3回目)がバレてしまい、放課後の居残りを言い渡される。


夜、キムの家。

夕食。家族4人がテーブルを囲んでいる。

キムの双子の弟、ティムとジムが、スプーンでソラマメ(?)を飛ばし合っている。

キムパパがそれを注意して、庭の発射台を使えというと、弟たちは、すぐにテーブルを離れる。

キムママは、元気のないキムを気遣うと、キムは、居残りのことを話す。

(庭からロケットが発射される)

キムは、チアリーダーは「居残りしない」と不満を漏らすが、キムママが「じゃあ、どんな子が居残りするの?」と質問。

キムは返事に困るが、「規則を破った子とか・・・」というと、キムパパが、「バーキン先生は、厳しいが公平だ」と、キムを諭す。

そこへキムニケーター(キム専用の万能通信メカ)に着信音。ウエイドからの連絡。キムのウェブサイトに、アマゾンからアクセスがあり、そこへ行くために、グスタボ(人の名前)に送ってもらえるよう手配したと伝えて来る。

キムの両親は、こんな時間から出掛けることをとがめようとするが、キムは「すねた顔」をして、なんとか説得(?)に成功。


アマゾン。

グスタボの水上飛行機に乗せてもらってるキム。

グスタボは去年、キムが洪水から村を救ってくれたので、もっと役に立ちたいと感謝している。

そこへウエイドから連絡。キムニケーターにアカリ教授(今回の被害者)の研究室の監視カメラ映像を流す。

そこに映っていたのは、緑色のセパレートスーツを着た女。

キム、「誰なの?やるじゃない・・・」。


アマゾンのジャングル。

虫が苦手なロンは、脚にしがみつくルーファスを虫と間違えて振り払ってしまう。

飛ばされたルーファスは、くもの巣に引っ掛かり、あわやクモの餌食に・・・、ってとこで、キムに救出される。(キムは、虫が平気です。だけど、巨大なのは苦手・・・#61b参照)


アカリ教授の研究室。

周りも中も、虫だらけ・・・。

アカリ教授は、何が盗まれたのか判らないので、キムに捜査を依頼したとのこと。

監視映像から、パソコン関係を調べると、データディスクが盗まれた事が判明。

そこには、ダニロボット(サイバー遺伝子によるダニの設計図)のデータが入っていた。

ロンは「ダニ」と聞いて、サマーキャンプでの悪夢を思い出す。

それは、「13番」バンガローの中で、虫(ゴキブリ、ヤスデ?)に囲まれ、一日中、頭の血をダニに吸われていたというもの・・・。

キムは、ダニロボットのデータを、誰が使うのか疑問を持つ。


どこかの基地。

その中の通路を歩く例の緑色のスーツを着た女。

突然、通路の地面の隠し穴が開き、女は、それにつながってるチューブの中を滑り落ちる。そして、ある部屋に到達。そこには、悪者らしき人物が、女から盗んで来たディスクを受け取る。

女の名前は「シーゴー」。

悪者は「ドクター・ドラッケン」という名前らしい。

(しかし、この悪者、いかにも悪そうな顔をしているが、どこか抜けている印象(笑))


学校、ロッカー前。

キム仁ケーターに、ウエイドから連絡が来る。

監視カメラに映っていた人物が、11カ国の警察から追われている「シーゴー」と言う名前の犯罪者である事が判る。。

ロンは、その写真を見て、「追いかけちゃうよ♪」と言うが、キムに「あんたの好みじゃない」と言われる。

(すごく、大事なシチュエーションのような気もしますが、これは、誤解を覚悟で言えば、キムの気を引く為のロンの方便のように思います。キムとロンは、親友だけど、ロンにとっては、キムは気になる存在ということでしょう)


(↑のように書くのは、気が引けるのですが、すでに最終エピソードまで知っているオイラは、あくまでも新鮮な気持ちで、エピソードを追って行きたいと思いますので、第1シーズンに関しては、こういう書き方を心がけたいと思います。今後ファンになる人のためにも・・・)


そこへバーキン先生が、キムを居残りのために呼びに来た。


居残り教室。

バーキン先生が監視役。

キムの他に、ビニーとビックマイク、それにジュニア。

みんながキムの顔をじろじろ見てる。

チアリーダーの顔を近くで見るのが珍しいらしい。

ニキビの無い、キレイな肌で、「赤ちゃんのおしりのようだ」という言葉に思わず反応(恥ずかしい?・・・真意不明)するキム。

キムは、こういう連中との接点が無いので、警戒しているようです。


時間が過ぎるのを、じっと待っている状況の中、なぜか時計の針がぐるぐる回りだす。

が・・・、時計が壊れていただけ・・・。バーキン先生が時計の針を元に戻すと、まだ10分しか経過していない。

その時、ルーファスが入って来て、いたずらをする。

実は、ロンが仕組んだ作戦だった。

キムは、ルーファスのことを知らない振りをして、バーキン先生に、その生物について尋ねると、バーキン先生は、実験用の突然変異の生物だと知ったかぶりをする。

キムは、じゃあ、危険だからと、教室から逃げるよう進言、まんまと居残りから解放される。


ブエノナチョ。

キムは、ロンとルーファスに感謝する。

キムは、居残りが「冴えない生徒たちの集会」だと言うが、ロンは、ちょっと、ムッとした感じで「僕も経験者だぞ!」と返す。

そこへウエイドから連絡が来る。

調査の結果、カリブ海にある個人の持ってる小さな島が怪しい。地元では「お化けの島」と言われているらしい。

ウエイドはさらに、キムのリュックに新装備を入れたらしい。

ロンが勝手に取り出すと、リップスティック型をした、ゴムの接着剤が出るもの・・・。

(ロンはキムのかばんの中を、怒られつつも探る事が出来る、そういう間柄だということ)


お化けの島(ドラッケンの基地)。

ドラッケン、顕微鏡を覗きながら、ダニロボットを作っている。

警報が鳴って、海中からキムたちが、島に近付いている事を知る。


海中。

キムたちは、ドラッケンに発見され、海中の穴から基地の中に吸い込まれてしまう。


基地の中。

サメのいる、(人工的じゃない)水槽の上の板に載せられて立っているキムとロン。

シーゴーが監視。そこへドラッケンが来る。

ドラッケンは、キムのことを知っている。(有名なティーンヒーロー)

しかし、キムたちは、ドラッケンのことを知らない。

ドラッケンは、キムたちを水槽の中へ落とす(スイッチで板が傾く仕組み)。

しかし、キムは、リップスティック型のゴム接着剤を使って、サメの口を封じ、脱出する。


基地の司令室?

ドラッケンはダニロボットに超小型爆弾(ナノ爆弾)を取り付けている。そして、シーゴーに今回の計画を説明する。

その間、キムは彼らに見つからないように、パソコンからデータディスクを回収。そして、ドラッケンが、「これで体育館でいじめられた時の復讐が出来る・・・」と言ったのを聞いて、「典型的な危ない科学者って感じ」と印象を話すと、ロンが、「性格が?顔が?」と質問する。

すると、背後から、手の辺りから緑色の炎を出しているシーゴーが現れて、「どっちだと思う?」・・・見つかっちゃった。

シーゴーは手から出す緑の炎を投げて、キムと戦う。

(緑の炎について、何の説明もありませんが、これはシーゴーの持つ特殊能力です。どのような威力があるかは、追々、映像表現で判りますが、殺傷要素はそれほど無いように思います。しかし、物質にあたると、かなりの破壊力も認められ、危険な攻撃である事に違いありません)


ドラッケンが、リモコンレーザーで攻撃してくるが、キムはコンパクトの鏡を使ってそれを反射させ反撃。すると、反射したレーザーが装置の一部を破壊、さらに連鎖反応で、装置が次々と爆発を起こす。

ダニロボットも一緒に吹き飛ぶ。

ロンを連れて、海中に飛び込んで逃げるキム。

基地が、連鎖的な爆発で壊れるのを、海上から見つめるキムとロン。


学校、ロッカー前。

ビックマイクとぶつかって挨拶するキム。

それを見ていたロンは、キムがビックマイクと通じ合ってる事をうらやむ。

しかし、キムは、それを否定。「一緒に居残りしたからって、仲間じゃない」と・・・。

キムはあくまでも、他の居残り組と一緒には、されたくないようだ。

ロンは、彼らが悪い奴らではなく、強い味方であることを知っているのだが・・・。


体育館。

ウエイドから連絡が入り、アカリ教授がキムに感謝する。

直後、バーキン先生が現れ、ルーファスの正体を図鑑で解明、ペットであることが判ってしまった(?)。そして、キムに居残りを命じる。

それを聞いたボニーは、ちょっと驚いて見せて、「私たち(チアリーダー)は、居残りしないの・・・」と、キムを哀れんでみせる(笑)。

キムは持っていたボンボン(?飾り)を力なく落とし、グッタリうな垂れ、トボトボと居残り教室へ向かう。

(実質第1話で、こんなことを書くのもなんですが、表現的に(絵的に)、シリーズで、もっともキムが落ち込んでいる様子に見えます。まぁ、ロング(引いたレイアウト)なんですけどね・・・。)


ドラッケンの基地。

せっかくの計画が失敗(ダニロボット爆弾消失)したと、ボロボロになった基地の中で嘆いているドラッケンだが、シーゴーは、ダニロボットを追跡していて、それがどこかの高校にあるのを突き止める。

ドラッケンは、キムが持ち去ったと考える。


学校、居残り教室。

みんながキムの顔をジロジロ見ている。

ニキビ?、いや、チアリーダーに、ニキビがあるはずが無い、ということで、ジュニアが、小さい爆弾かもしれないと言うと、キムは、ハッとして、コンパクトでそれを確認する。ダニ爆弾だった。。。

キムは、バーキン先生の制止を振り切って、部屋を出る。

バーキン先生は、脱走は絶対に許さない、とすごい剣幕だ。


学校の外。

ロンがスクーターでスタンバイしているところに、キムが飛び乗る。

しかし、上空にはすでにドラッケンとシーゴーが乗った「エアカー」(?)が来ていた。

(ロンは、ウエイドから、ドラッケンが、その爆弾を追跡出来るだろうという情報を得ていた。キムは、その情報が外れることを祈ったが、ウエイドの言うことは、いつも正しいと思い知ることになった。)


(ここで、ウエイドの立場が説明されています。ウエイドは常に正しい情報を提供しているので、彼の説明は、すなわち、キムたちはもちろん、視聴者の道標になります。話を展開させる上で、非常に便利(制作的に)な存在になってます。)


さらに、学校の中からは、バーキン先生と居残り仲間がキムを追い駆けて来た。

ロンがスクーターを発車させるが、メチャクチャ遅いので、キムは思わず「サイテー・・・」とつぶやく。(まぁ、この手の作品には、お約束のパターンですね・笑)


ドラッケンが、キムに付いている爆弾を発見。スクーターを追跡する。

ドラッケンは、ある光線銃(引力砲)を用意し、それをキムたちに向けて発射する。

その光線が当たったところは、光線の発射口に吸い込まれるように浮き上がるが、キムは、ロンの運転で、なんとか逃れていた。

バーキン先生は、自分の車に居残り組を乗せて、キムを追跡。

しかし、引力砲が当たってしまい、空中に浮かび上がってしまう。

キムは、バーキン先生たちを救うため、ロンにUターンを指示。

ロンが「仲間を助けるんだな」と言うと、「仲間じゃないってば!」と言いつつ、車のナンバープレートの部分をつかんで、浮かび上がる車を止めようとしている。

しかし、ナンバープレートが外れて、車は上昇。キムが、外れたナンバープレートを引力砲に向かって投げつけると、引力砲に命中して、砲身がくるくる回転し、光線が車から外れて、車は地面に着地する。

ドラッケンは、操作ミスをして、引力砲を消化栓に当ててしまい、彼らは水浸し。シーゴーに「何も触らないで」と言われてしまう。


ブエノナチョ。

キムとロンが避難して来る。

安全と言うわけではなく、単にロンのお腹が減ったということらしい。

キムは、「とにかく、鼻の上のダニ爆弾をどうするか考えなきゃ」・・・。

そこへ、ドラッケンたちが追い着いて、ブエノナチョの屋根を引力砲で引き上げてしまう。そして、シーゴーが降りて来て、キムに向かって「私たちのものを盗んだわね!」と言うが、キムの鼻の上にあるのを見て、「取れないの?」とやや心配そうな物言い。

しかし、ドラッケンの「必要とあらば、鼻ごともぎ取れ!」という命令で、「おまかせを・・・」と言って、キムに襲い掛かるシーゴー。

キムは、ロンにキムニケーターを渡し、ウエイドから爆弾を取る方法を聞くよう言い、シーゴーと格闘を続ける。

ロンは、ウエイドと連絡を取るが、ウエイドから「キムの調子はどう?」と聞かれ、キムにそのまんま「ウエイドが調子はどうか?だって」と、尋ねる。キムが「まぁまぁ」と答えると、そのまんま、「まぁまぁだって」と、ウエイドに伝える始末・・・。(これも、お約束ですね・・・)

なんやかんやで、キムはシーゴーを投げ飛ばすと、シーゴーは、バーキン先生とぶつかって気を失ったよう。

それを見たドラッケンは、ショックを受け、思わずうな垂れてしまうと、その拍子で額がダニ爆弾の起爆装置のスイッチを押してしまう。

慌てて逃げる算段をするドラッケン。


キムもちょっと、ビビリ気味?

ウエイドは、爆弾が小さ過ぎて、処理出来ないとお手上げで、回路を焼き切る手立てを思案すると、すかさずロンが「こういう時は、この世で一番危険な化学薬品を使えば良いと言って、ブエノナチョの店員(ネッドと言う名前の準レギュラーキャラクター)に「激辛ソース」をオーダー。ネッドがそれをロンに向かって放り投げる。

ロンがそれをキムの鼻の上のダニロボットに垂らそうとすると、シーゴーが邪魔に入る。

しかし、ビッグマイクがシーゴーをお尻で踏み潰して、キムは戸惑いながらも感謝する。(ここは重要です。仲間だと思っていなかったビッグマイクに助けられた格好になったので、キムは気まずい思いを抱いています)

作業は続行。

ロンが、ダニロボットに激辛ソースを垂らすと、「シュー」と言う感じで回路が焼かれる音がする。ロンはさらに、ストローで、ダニロボットを吸い取る。

ストローの中に入ったダニロボットを、キムはドラッケンのエアカーに向けて吹く。

ダニロボットがエアカーの操縦席に飛び込み、爆発。

ドラッケンは、ブエノナチョの看板にぶら下がっていて、キムに向かって「自分をヒーローだと思うなよ、大間違いだぞ!」と叫んでいる。(以降、ドラッケンは、作戦が失敗する度に、こう叫びます)

ドラッケンの真下に、パトカーで来た警察官が待ち受ける。

そして事件は一件落着するが、そこにはバーキン先生が・・・。


居残り教室。

キム、ビッグマイクにマニキュアを塗ってあげている。

バーキン先生が「居残りは罰だぞ」と言うが、ロンが「キムがいたら、それは無理」だと答える。

他の仲間が順番で言い合いをするが、キムは「君達、どうすればいい?」と聞くと「順番を待とう」と答えると、キムは「よろしい・・・」で、・・・おしまい。


以上です。

初めて作品に接する人にも、なるべく判り易いように書きましたが、どうでしょう?

作品の中では、ことさら説明されていない部分が多いので、感覚で理解した方がいいかもしれません。


尚、ドラッケンの肌の色が一部白っぽいシーンもありましたが、正確には「うすい青」です。また、これ以降のシーズンを見た人には、バーキン先生の髪の毛の色に違和感を持つ人がいると思いますが、忘れて下さい(爆)。きっと、染めているんだと思います(激爆)。


キャラ(デザイン)の雰囲気もこれ以降のシーズンとは、だいぶ違います。それは、描く人が違っているからで、TVアニメーションでは良くあることです。

最初のデザイン段階では、限られたサンプル(キャラ表)しか用意されていません。それ以外の表情などは、作画スタッフ(主に作画監督と呼ばれるセクション)に任されてしまいますので、作品の本数が増えるにしたがって、若干、最初のデザインとは変ってくる場合もありますが、KPでは、それが大きいように思います。


今日のところはそんな感じで・・・。

オイラ自身も、結構、いっぱいいっぱいでこれを書いていますので、ご了承願います。