当初は、「ドラマティック・ナイト」(#57~59)の後に放送されたようですが、現在の日本のディズニーチャンネルでは、アメリカの放送順に準じて、「ドラマティック・ナイト」を、第3シーズンの最後(当初話数#65以降)に入れ替えて放送しているようです。

というのも、このエピソードでロンは、「キムは僕の彼女じゃない!」とシーゴーに断言するシーンがあります。いくらなんでも、これは変です(笑)。


あらすじ・・・。


チアリーディングの練習中のキム。

体育館に向かう廊下を歩く人影に、恐れをなす生徒たち。

体育館の出入り口で仁王立ちの大柄な女の先生(ハチェット先生?)がキムの名を呼ぶと、仲間たちが一斉にキムの元から離れる。

キムが、図書室から借りた本を返していないということで、呼び出されることに。そして、本を返すまで、チアリーディングの練習を禁止されてしまう。

ボニーが「準決勝には出れそうに無い」とイヤミを言う。


ロッカーの中を探すキム。だが、そこには無い。

ロンがうわさを聞いてやって来るが、キムは慌てて、他の場所を探しに走り出す。

ロンは、キムに限って、本を無くすなんて有り得ないと思ったが、ふと、それは自分のせいではないかと気が付く。

ロンの回想。

キムの部屋で任務に向かおうとしているキムとロン。だがロンは、テーブルの上に置いてあった「チーズの歴史」という本を見つけ、自分のバッグにそれを入れたまま任務に向かうのだった。

(キムが、そんな本を借りるのも、おかしな話ですが、ロンがチーズ好きであることから、ふと興味が湧いたとしても不思議ではありません。ロンに対する思いが、そういう形で現れている事を表現していると考えて良いでしょう。ただ、その本を読まずに1ヶ月も放置しているあたり、それがキムの本質であるともいえますね・笑)


ロンは、ウエイドに協力してもらい、その本を探そうとする。

まずは、最初の捜索場所、キリガンの基地。

忍び込もうとするロンにキムからTEL。キムは、ロンに学校でそっけなくした事を詫びるが、慌てて言い訳がましい事を言ってしまい、誤魔化してTELを切るロン。


図書室のキム。

ハチェット先生に軟禁されている(?)。

その先生独自の分類法で本を整理しろと命令されるキム。(その本の多さは、言うまでも無い・爆)。


キリガンの部屋に侵入したロン。

本を探している途中、いやなニオイが漂ってくる。毒ガスと勘違いするが、実はキリガンが作っていた料理(羊の内臓の煮込み)のニオイ。

それを無理矢理食べさせられた後、キリガンの基地から出てくるロン。茂みの中から、ウエイドの遠隔操作ロボットが出て来て、ロンへの協力を買って出る。


ドラッケンの基地。

ドラッケンが、「エネルギー回転装置」の説明をしている。

そして、研究室の中が散らかっているのに気付き、シーゴーをたしなめるが、それは、シーゴーのせいではない。ロンがいることに気付くドラッケンがシーゴーに戦わせる。

シーゴーが、一緒にいないキムの事を聞くが、ロンは「キムは、僕の彼女じゃない!」と叫ぶように言う。(このセリフの意図は、なんでしょうか?。現段階でのキムとロンの関係を確認させるためのものでしょうか?)

シーゴーは、ウエイドロボットによって投げ飛ばされ、何かの装置に叩きつけられる。ロンは、本を探すが見つからず、その棚の中からボーリングの玉が落ちて来て、ドラッケンのいる方へ転がって行く。

その玉がドラッケンに当たり、跳ね飛ばされたドラッケンは、「エネルギー回転装置」の中へ吸い込まれて、装置は壊れて爆発する。


図書室。

キムが、キムニケーターで、ウエイドに連絡。

その中から、ロンの悲鳴が!・・・。ロンは、ディメンター教授のところへ侵入したらしいが苦戦している。ロンらしき声に気付いたキムだが、ウエイドは、それがゲームであると誤魔化す。

そんなキムは、ハチェット先生に見つかり、キムニケーターを取り上げられ、ラベル貼りを命じられる。ラベルを舌でなめて貼るキム、気持ち悪そう・・・。


なんとかディメンターの追撃を振り切ったロンとウエイドロボット。

モンキーフィストの城へ向かう。


モンキーフィストの城。

ロン、本を見つけるが、それはモンキー魔術の「魔法」の本。

ロンは、モンキーフィストに見つかるが、ウエイドロボットがフィストを投げ飛ばす。フィストの反撃で、突き飛ばされるロンのバックから、「チーズ」の本が、こぼれ出て来る。

最終的に、ルーファスがモンキーフィストを倒す。


図書室。

ラベル貼りでグッタリしているキム。

そこへ、ロンが、現れて、例の本を棚に仕舞い、ハチェット先生に、最初からここにあったと言う。しかし、ハチェット先生は、キムが本を返し忘れる事が必ずあるはずだと言い、その時を待っていると高笑い。


帰り道。

ロンは、キムに、モンキーフィストを倒して、「魔法」の本を奪い取ったと言い、その本を見せるが、それは、例の「チーズ」の本だった。

図書室の方を振り返ると、屋根を破って、本に潜んでいた龍が現れて・・・・おしまい。



突っ込みどころが、あまり無い?エピソード・・・?。