#51は、2本立て。その前半です。


あらすじ・・・。


キムの家で宿題をやっているキムとロン。

だが、側には、風邪をひいたキムの弟、ティムとジムがスープを飲んでいる。


(アメリカでは、風邪をひくと、スープを飲むのが一般的なんだろうね)


くしゃみをしそうになる弟に、慌ててティッシュを取り、口にあてがおうとするキム。

ロンは、自信満々に、自分は大丈夫だと言い張るが、キムは、風邪を移されない様にと考える。


が、次の瞬間、画面が変わって、風邪をひいて鼻が赤くなっているキム。

そこにウエイドから連絡が・・・。

まずは、風邪を移された感染経路を、ウエイドがビデオで解析。

感染原因は判明するが、解析に使ったビデオの存在理由は、キムのセリフ「知りたくも無い」で、スルー(笑)。


このシーンは、面白い演出(シナリオ)です。

作り手の都合の良さを逆手に取って「笑い」を生み出してます。


さて、本題に戻って、ウエイドは、エリート科学者チームから、依頼が来ているとキムに告げ、回線をつなぐ。

彼らは、キムに、「光線X(エックス)」なる装置を、研究所で一晩だけ警備して欲しいと頼んで来た。それぐらいならと、引き受けるキム。

任務用の服に着替えるキムに、目を手で覆って見ないようにしているロン。

(仕切りがあるので、見えない位置関係にいるにもかかわらず、ロンに、このような行動をわざわざさせる意味は何でしょう?)


研究所の入り口前の受付カウンターで、くしゃみを連発するキム。ティッシュの箱が、たくさんある。

外で見張りをしているロンから無線が入り、アラームが聞こえたので、何か有ったのかを確認して来たが、

その音を、ロンが口真似・・・「クシュン、クシュン」。


と、そんな時、ドラッケンとシーゴーが「光線X」を盗みにやって来た。


キムが風邪をひいているのを見たシーゴーは楽勝宣言。

堂々と正面から入り、くしゃみを連発させているキムの横を通り、奥から装置を持って来て、出ようとするが、さすがにキムに気付かれた。

出入り口を閉鎖し、対決態勢のキム。無線でロンを呼ぶが、鼻声で意味を聞き取れないロン。


ドラッケンが光線Xを使おうとするが、誤って、防火装置を壊してしまい、あたりは水浸し。

その中で、キムとシーゴーが対決するが、キムはシーゴーに両腕を床に押さえつけられしまう。そしてくしゃみ。

シーゴーは、キムのくしゃみを顔に浴びて、「反則」だとキムから離れる。

その時、火災警報が鳴り、避難誘導のため、正面出入り口が開放され。ドラッケンたちは、まんまと、光線Xを持ち出して逃げてしまう。

やっとロンが駆けつけるが、キムに、「ドラゴンはどこ?」と聞く・・・。


ドラッケンの基地。

シーゴーは、キムから風邪を移されてしまい、欠勤。代わりの助手を探すドラッケン。


家のベッドの上のキム。

キムママに止められて任務に出れないからと、ロンに任務を委ねる。


ロンはドラッケンの基地に向かい、侵入に成功。

ドラッケンはシーゴーの代わりに、キリガンを助手に雇おうとするが、交渉が難航してる様子。

それを横目に、ロンは、装置を奪い返す。

途中、シーゴーが目の前に現れるが、シーゴーは、ロンに向かってひとくしゃみ。ティッシュで鼻を押さえたまま、何も反撃しないので、ロンは、装置の奪還に成功。


キムの家、風邪をひいたロン。キムにからかわれる。


キリガンは結局、ドラッケンを手伝うことになるが、今度はドラッケンが風邪でダウン。

キリガンは準備よろしく、派遣社員(パーキンズ)を頼んでいた。


TVドラマを見ているキムとロン。

しかし、いつの間にか、装置が盗まれている事に気付くロン。

外へ出ると、今まさに、キリガンとパーキンズが装置を運んで、飛び立って行くところだった。

そんな様子を見ていた、キムの弟たち(風邪は治っている)は、自分たちで、装置を取り戻そうと考える。


ドラッケンの基地では、ドラッケンとキリガン(風邪をひいた)が、ベッドの中からキムたちが見ていたのと同じTVドラマを見ていて、その展開に、意見している。

派遣社員のパーキンズが、いまや全てを任されている状況だが、装置を取り戻しかけたキムの弟たちを首尾よく捕まえることに成功。


弟たちがいないことに気付くキム。そして、弟たちを救出に向かうキムとロン。


キムは、パーキンズをあっさり倒す。そして、弟たちを救出しシーゴーと対決する。

ここでキムは、キムと同時にくしゃみするシーゴーに対して「お大事に」と言い、シーゴーもそれに応えてキムを気遣ってます。

KPが面白い作品である要因には、このように敵対する2人が、あたかも、スポーツのライバルのような関係を演出しているところにあると思います。


結果的に、シーゴーは、カーペットに身体を巻かれた格好で負け。一件落着。

だが、装置は弟たちのミスで壊れてしまう。


別室では、ドラッケンとキリガンが例のTV番組の結末に対して文句を言っている。


キムとロンは、研究所の装置を戻し、その装置が何なのか問うと、風邪を治す光線であると知らされる。

ロンがオチを説明(?)して、・・・・おしまい。