今日は、松島町の3つの避難所のうちのひとつ、品井沼の農村環境改善センターへ炊き出しに。
松島町では震災当時20箇所くらいの避難所があり、
現在は3箇所に集約。
この改善センターは、先週より東松島市からの避難の方々に提供しているところです。
約110名の方がいらっしゃいます。
各地の避難所で求められる救援物資が徐々に変化しているため、
必要な物資も含め、現場にいた方にリサーチ。
ここは、調理場もあり、電気、水も復旧しているため比較的いい環境かもしれませんが、
今後長期になるかもしれないことを考えると、課題はたくさんあるようです。
以下、メモがわりに。これはあくまでこの避難所についてのことですが、参考にして下さい。
・防寒対策のための衣服などは、早い段階で届いている。
・生理用品、靴下なども届き始めた。
・布団、シーツが1人1組のため、替えができない。
・場所の都合で、全員布団の上が、生活の場所。
食事なども全て布団の上。
・今、急いで必要なものは、下着類。(これは、ずいぶん前から様々なところで言われていますね。)
・物資が充実してくると、それを整理するものも必要となってくる。
机代わりになるクリアボックスのようなものがあると便利かも。
そうすると、食事もその上でできるようになる。
・コンタクトレンズの洗浄液なども、声があがっている。
震災で眼鏡がなくなってしまい、ずっと同じコンタクトをつけているしかないという人も。
・長期の避難が想定される避難所なので、気温が上がってくると
布団の上の食べこぼしなどもにおいが気になってきたりするだろう。
衛生用品、替えのシーツなども、今後必要だろう。
・現在備蓄している食糧はあるものの、1ヶ月、2ヶ月先のことはわからない。
・避難所の中の秩序がきちんと守られていて(これは、お世話をしている地元の区長さんはじめ、
町のみなさんのおかげ)、ある程度役割が組織化している。
しかし、30人、40人の避難所でも、まとまらずに問題を抱えるところもあるらしい。
現場の世話役の方の存在は大きい。
こうして実際に現場の声を聞いてみると、
仮設住宅が整備されるまでの遠い道のりはまだまだ続くわけで、
決して今だけの問題ではないと実感します。
長期にわたり使われる避難所には、これから様々な必要な物資、サービスが出てくると思います。
印象的だったのは
「命があるだけでよかった、という状態から、当面の日々の生活をどう送るか、そして日常生活に
どう戻るか、という段階に変化していくはず。」という言葉。
やがてニュースでも震災の話題がなくなっても、
避難所の方々のそこでの生活は続いていくことを
忘れないようにしたいですね。
明日は、石巻に行ってきます。