色々ありすぎて…続き | お空のパパと子育て中!(ひとりじゃない)

お空のパパと子育て中!(ひとりじゃない)

2014年7月スキルス性胃ガン発覚した旦那さんを支えたいと、闘病記録と共に経過を記録してましたが、残念ながら2015年3月31日、娘の誕生日を見届けて旅立ってしまいました。現在中学生になった娘と小学2年生の息子と共に支えあいながら前を向いて頑張っています。

ゼローダを始める予定にして帰った月曜日の夕方。
朝からCTのために絶飲食だったため、帰宅して念のためにゼリー飲料をすすめて、数口飲んで大丈夫そうなのを確認してから、私は職場に行きました。
旦那さんの病気がわかってから、たくさん助けてもらっています。最近はどうにもこうにも忙しすぎて、私も旦那さんを一人で病院に行かせたりと…しんどい思いをさせてしまってましたが、でももうそばにいてあげたい、近々看護休暇をお願いしたいことを伝えました。職場の異動の時期でさらに皆さんに負担をかけることになります。それでもどうしても…旦那さんについてあげたいことを伝えました。
「うん。わかる。家庭、家族あっての仕事や。そんなこと気にせんでいいから付いといてあげて。家族がいちばんやから」と言ってもらいました。
ありがたい。本当にありがたい。
それから、直近でしないといけなかったこと、引き継ぎしなければならないことを取り急ぎまとめて、職場をあとにしました。

往復二時間かかるので家に着いたのは夜8時でした。帰るなり旦那さんが「2回吐いたわ」「グレープのゼリーやったんやなぁ~。そのまま吐いてもうたわ。」「ん!?グレープ!?違うで。」ゼリー飲料を確認するとやっぱり透明…。「えっ、血やったんかなぁ…」そんな話をしていると3回目の嘔吐。トイレにかけつけ、背中をさすりながら見ると血。吐血…。立つこともままならず、手助けが必要でした。

すぐに病院行こうと声をかけるも我慢やさん、頑張りやさんの旦那さんは「ええわ。どうせまた昨日みたいにわからんって話になる。行ってもなんもしてくれへん」昨日のことがさすがにこたえたのかなぁ~。「そんなことないよ。吐き気止め点滴してもらって、止血剤もいれてもらえるよ~きっと。」と説得して、子供たちにお留守番をお願いして緊急外来へ電話しすぐ向かいました。

緊急外来。なんと昨日と同じ先生。なんだか頼りない感ありあり…。昨日と同じく採血と触診とレントゲン。診察待ってる間も4回目の吐血。今度は明らかな鮮血…。吐くときのしんどそうな様子、さする背中の細さに涙が止まりませんでした。

とりあえず吐き気止め点滴してもらって採血結果が出るまで、一旦家に帰り子供たちをお風呂にいれて、怖くないように…リビング横の和室に布団を敷き、子供たちだけで寝てもらうように娘ちゃんにお願いして、また病院に戻りました。

採血結果、昨日より貧血進み、血小板の値も下がっている、レントゲン結果は特になし。脱水も日中あれだけ点滴したのに改善されてない。
数値が悪く、元々の病気があるから外科の先生と相談中とか。
吐き気止め点滴してもらってるのに、効かないのはなぜか聞いてもはっきりせず。止血してもらえないのか聞いても、元々の病気があるからしても…としてもらえず。このまま出血続くの黙ってみてろと!?と憤りすら覚えました。

その後外科の先生と連絡がとれたようで、この採血結果だと入院をおすすめしますがどうしますか!?と。
旦那さん「大丈夫。この点滴終わったら帰るわ。吐き気もおさまってきたし…」と。ちょっとこの状態では帰せないと言われるもなかなか了承しない旦那さん。
結局点滴して帰っても、明朝主治医の診察が必要になるので、来院してもらう必要があると言われ、それなら…と入院を了承したのでした。

それから入院の準備で待ってる間、またも吐き気が襲い、吐血…。
吐き気止め点滴してもらってるのになんでこんなすぐに効かなくなるんだろう~。様子を見に来てくれた外科の先生に尋ねると「胃からの出血があり、出そうとするのでどうしても薬が効かない」と。
ということは出血がおさまるまで、この吐き気に襲われるの!?可哀想すぎる…。それはいつ?どうにかしてあげて…。不安が募るばかりでした。

そしてICUへの入院が決まり、移動。
ICUへ移動後も吐血し、看護師さんからの話をうけてるときに外科医が再度来られ、止血剤をいれることに。
また、今朝処方されたゼローダはもう使えない。明日朝に輸血が必要になるだろうから、同意を…と。そしておそらく胃カメラもすることになるので、明日主治医の説明があると…。
状況としてはあまりよくないと…説明を受けました泣き3
看護師さんとの話も終わり…
ようやく許可がおり、旦那さんの元に行き、飲水禁止となって、乾燥した病室で喉が渇いたと言う旦那さんに楽のみで水を口に含ませ…、うがいをしてもらったり汗を拭いたり、服を交えたり。そして連日の不調で睡眠もまともに取れてなくて、ぐっすり眠たいと言うので、看護師さんに睡眠薬をお願いして、導入剤を点滴してもらい、うとうと旦那さんがし始めたのを見届けて…病室をあとにしました。
帰宅したのは 2時半。こうして長い長い1日が終わりました。