落合イケイケトラベル!



“もしも、あなたがジェットコースターが好きならば、インドのローカルバス、ハリドワールからダラムサラ行きをオススメ!
スリリングなドライビングと、ファンタスティックな快感+宇宙人の声が聞けちゃいます!!
今なら360ルピーで13時間も体験できちゃうよ!
興味がある方、ぜひ今回のブログを読んでみて!“




リシケシからハリドワールへオット(リキシャ)で約1時間の移動。
25ルピー。
そこからローカルバスに乗り、ダラムサラへ行くことに。


リシケシからダラムサラまで直通のプライベートバスも出ていたのだけれど、900ルピーと高額。
(ハリドワールからダラムサラまでは340ルピー)

ということで、ローカルバス初体験!!
乗り込む前からすぐに分かった。
バスぼろぼろである。

大丈夫か!?
動くのか!?

乗り込んでみると、さらにそのぼろぼろさが分かる。
タイのチェンマイからマエホンソン行きのローカルバスを思い出す。
でも、インドのバスは窓がついてるから、まだマシかな。
(今なら笑えるけれど、チェンマイ→マエホンソンのローカルバスは人生の中でワースト3に入る移動手段のひとつ)

さらに床を見ると、落花生のカラとゴミだらけ!!
みんな落花生食べるのはいいけど、カラを床にまき散らしてるし。
インドのバス、汚ねーーー!!

風が中に入り込んで、ゴミが舞わないことを祈る!!

そして、まわりを見て、少々不安に。

みんな毛布を持参してる!!
しかも家で使う大きなやつ!

本気だぜ!!

バスが激寒いことを予想してたけど、毛布なんて持ってなく、ハリドワールで購入したストールと、シルクシーツ、もっていた服だけを車内に持ち込んでた私と相棒。

相棒とお互い顔を見合わせて

”…………”

ちーんなムード。


しかし、時すでに遅しで、バス出発。
出発して5分。


その尋常じゃない揺れに笑えてくる。
バスがどうこうじゃなくて、インドの道路、舗装されてねーのでげす。

ガタガタガガガガガガガー。
ガガガガイガー!!

って感じ。  ←どんな感じ?

静かに座るの不可能。
常にお尻がジャンピング!

ちょっと待て!
ダラムサラまでの所要時間は?と運転手さんに聞くとなんと13時間。


げぇええええええええええ!!

これは寝るしかねー!
と、必死に眠ろうとするが、窓がパカパカ開くので、冷風がビュービュー顔面に当たって激寒い!!

しかも、予想通り、ゴミが舞う!!

きゃーーーーー!

窓閉めるぜ!
でも壊れてやがるぜ!!

相棒は窓にティッシュをはさんで必死に窓を動かないように作業してみるが、すぐにパカーって開く。
もはや何もできず、無理!!

インド人たちも木の棒などを突っ込むが、何度やっても、何してもパカーって開いちゃうのである。

しかも、外の排気ガスやらがガンガン入ってくるので、むせる!!

ごほごほごほー!!

これは…

耐えるしかない!!

悟った私は持っていた服をすべて着込み、ショールでぐるぐると首と頭を巻き、ミイラ状態になる。

“お尻が痛くて眠れない…”

と隣で相棒がつぶやいているが、ミイラ落合、話せず。

むしろ、揺れすぎてて、話そうとするとナチュラルに、のどぼとけチョップしながら“ワレワレハ”って話す宇宙人をまねしてるみたいな感じになる。

ガガガガガガガがガー。

4時間経っても状況変わらず。
むしろ、北上してるので、どんどん寒くなっていくのである。

ぎゃーーーーーー凍死する!!
ぷるぷるぷる。
震え止まらず。

いつも爆睡な私もさすがに眠れない!
インドローカルバス、ごいすーである。

さらに、事件。
途中の休憩ポイントでトイレから戻ってきた相棒の顔色が悪い。

“どうしよう…下痢かも”

げえええええええええええええ!?今!?
この地獄のバスに乗車中に!?
それはキッツイ!!

インドの下痢、家にいてもつらいのに、インドのローカルバスで下痢って…

こんなにお尻を刺激する乗り物はない。


やばいぞ、相棒。

とにかく、下痢止めを飲んで静かに下痢を見守る作戦に。


ガガガガガガーーーガガガガイガー!!

“うう…ぅぅぅ”

と、相棒がつらそう。

ここはマインドリフレッシュ作戦だ!
下痢のことを忘れる楽しい話をしよう!

相棒の好きな食べ物をお題にして話してクイズをすることに。

“さて、問題です。味噌の原材料はなんでしょう?”

と突然の質問にも慣れてる相棒は、上半身を傾けたまま

“……み…そ”

と正解!

“さて、問題です。海苔の原材料はなんでしょう?”

“……わ…かめ?”

“ブッブッー。違います。シーウィードです。あ、でも、ワカメもシーウィードだから正解なのかな?分からないので、正解!”


相変わらず声は“ワレワレハ”だけど、クイズを楽しむ私。

何問か終了したあとに、相棒すかさず

“…クイズしてくれるのは楽しいけれど話題変えて…食べ物の話だと胃が刺激されて、トイレ行きたくなる”


“ぎゃーーーーー!ごめんごめん”

空気読めなかった!!
そうだ。
相棒は下痢なんだ。


ええっと…話題変えて…

“さて、問題です。キリンは一日何時間眠るでしょう?”

と動物ネタ。

と、こんな感じで10時間ほど過ごすことに。
(その間、クイズは1時間くらいで、他、ほぼ無言。バス揺れすぎてて話せず。笑)
途中、山道をバスが走るときは落ちるかとヒヤヒヤ。
(ダラムサラは標高1500mの場所にある)


結局、乗車から10時間経過、疲れ果てて最後の3時間で眠りにつき、そこから運転手さんに起こされるまで記憶なし!

起きるとバスには誰もいないという始末。 ←熟睡してやがる。

無事にダラムサラに到着したのは朝の4時だった。
ぎゃーーーーー寒い!!

もう二度と乗りたくないけど、思い出すと笑っちゃうような、また乗りたくなっちゃうような!?
もしかして病み付きになっちゃう!?


と、今回のブログを読んでこのバスに興味を持った方がいましたら、ぜひハリドワールのバスステーションへ。
”ダラムサラまで”
と言えば、このバスに乗れます!!

インドのローカル長距離バス=ごいすー!


ということで、インドのバス体験でした。笑


バス発車前の浮かれポンチ落合。
このときは、このバスのすごさをまだ知らなかった…。

アジア!  


ダラムサラバスターミナルにて、私の乗ったバスと似てるバスを発見したのでパチリ!
(実際に乗ったバスはこれよりボロい…)
こんな感じのバスで13時間山道を走りました!

アジア!  



追伸

リシケシ、ハリドワールでキレイな空気を吸い、真っ黒だった鼻くそも美しくなったのに、バスに乗ってダラムサラに着いて確認したら、また真っ黒になっていました。

ローカルバス、すごい威力!!