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「革命的」ってノーベル医学生理学賞を
受賞するような方はそう思うんでしょうね。
3人の遺伝子持つ子の誕生は「革命的」、米研究者が見解
米ニューヨークの研究チームの専門家が、両親と
第3の卵子提供者の3人の親の遺伝子を受け継ぐ
体外受精男児の誕生に成功したと述べるとともに、
この技術は「人体の再生において革命的な
アプローチ」との見解を示した。研究を率いた
ニューホープ不妊治療センターのJohn Zhang氏が、
ニューヨークで行われた会合で述べた。
さて、この記事を読んでいるだけではなんで
「革命的」なのかわかりません。
それで調べました。
この記事↓が一番わかりやすい。
世界で初めて3人の遺伝子をかけ合わせた体外授精児が生まれる
http://netallica.yahoo.co.jp/index.php/news/20160928-63851723-irorio
子供を生んだのはヨルダン人の女性で、彼女はリー
症候群という珍しい病気の遺伝子を持っています。
亜急性壊死性脳脊髄症とも呼ばれるこの病気は、
もし発症すれば神経系統に深刻な障害をもたらす
もので、ミトコンドリア遺伝子は全て母親から子供へ
受け渡されるため、ヨルダン人女性が生む子供は
全てリー症候群の遺伝子を持つことになります。
そのため健康な女性ドナーから提供された卵子から、
細胞全体を司る遺伝子だけを抜き取り、ミトコンドリア
遺伝子は残し、これに、ヨルダン人女性の遺伝子を
注入し、さらに夫の精子を受精させたんです。
要は、危険まミトコンドリア遺伝子だけを正常なものに
とりかえたというわけ。
結局、この受精卵には、健康な女性ドナーのミトコンドリア
遺伝子+妻の遺伝子+夫の遺伝子の3つが入ったことに
なるんです。
この方法は「スピンドル核移植(spindle nucler transfer)」
と呼ばれる手法で、米国内では禁止されています。
そのため、今回の一連の体外受精はメキシコの病院で行わ
れたんですね。
こういったことで「革命的」とチームが言ったわけです。(^∇^)
新聞記者ももうちょっと詳しく解説してくれるとね。