***********************
ミラーサイトの記事

http://sansirohike.blog.fc2.com/blog-entry-2614.html
はトラックバックが可能です。
***********************






1月15日小正月ですね。

昔は元服がこの日で、
1999年まではそれに
ちなんで成人の日でした。

ところで、当ブログで何度か
とりあげている「土佐日記」。

紀貫之さんこう書いてます。

十五日、今日、小豆粥煮ず。
口惜しく、なほ日の悪しけ
れば、ゐざるほどにぞ、
今日二十日あまり経ぬる。
いたづらに日を経れば、
人々海を眺めつゝぞある。


正月15日は小豆粥を
食べる風習があったん
ですね。

今でも、この日に食べる
ことで、一年中の疫病が
避けられると言われて
いるんです。

もともとは中国の道教の
風習なんです。

「三元」というんですが、
上元が今日、中元が7月
15日、下元が10月15日。


三官大帝
右の絵の「三官大帝」
(三元大帝とも呼ばれる)
のそれぞれ誕生日をお祝い
します。

絵の真ん中の天官大帝、
(帝堯のこと)は上元の
日が誕生日ですね。

中国では今日を元宵節、
元夕などと言って、
この日を中心に色取々の
灯籠を灯して夜祭を行い、
この日に小豆粥を食べて
一年の疫を避けようと
したんです。

ところで、絵の右の
地官大帝(帝舜)の
誕生日は中元ですね。

そうなんですよ、日本の
「お中元」ってここから
来ているんです。

ちなみに絵の左側は
水官大帝 で夏王朝の
最初の帝の禹です。

なお、中国ではこんな伝説も
残っています。

昔、陳子春という美貌の男がいた。
龍王の三人の娘がこの男に惚れ、
結婚して、それぞれ男児を生んだ
が、みな不思議な神通力を持って
いた。そこで三兄弟がそれぞれ、
天官賜福大帝(天官紫微大帝)、
地官赦罪大帝(天官清虚大帝)、
水官解厄大帝(水官洞陰大帝)に
任命されたという。名前の通り、
天官は人々に福を授け、地官は
人々の罪を許し、水官は災厄を
取り除く働きがあるという。