夏の中・玉繭

今朝、荷台いっぱいに繭袋を積んだ軽トラックが颯爽と走っていくのを見た。


きっと、製糸さんに運んで行ったのだろう。


夏蚕の繭が出荷の時期となったのだ。


知り合いの農家さんから、「繭用意してあるよ。」の電話。


製糸に集荷できない不良の繭を分けてもらう。


暑い中いただいてくるので、持ち帰った繭は、蒸れている。


それを新聞紙に載せて、風通しする。


写真は、その繭。


一箱分の不良繭だから、ほんとうに少し。


繭の中で死んで溶けた(腐敗)のが染み出してきたものなども一緒になっているから、臭う。


それにつられて蠅がやってくるから、余計に臭う気がする。


いただいた繭から、糸の原料に出来るものと、無理なものを分けると、いつも半分以下になる。


これをうまく糸にするのは、上質な繭で行うより腕がいる。


もらってきては、虫殺しして、保管。


ある程度、貯まったら糸にしようと思いながら、なかなか手がつけられないでいる原料たち。