photo:01



この雑誌、色使いがとても綺麗で独特のセンスがあって好きな雑誌です。
写真に写ってるインテリアももちろん素敵ですが、
写真と紙面、文字などの色の組み合わせが考え抜かれてます。
こういうの、日常のコーディネートにも十分生かせます。
今月号、とても印象的なコラムがありました。

明るさはもう豊かさではない
内原智史

以下、抜粋です

空間と時間ごとに光に変化をつけることが、さらなる省エネと快適性を高める最善の解決策となる。
しかもその解決策は案外簡単で、明るくて良く見えることへの欲望のから、心地よく豊かな感性を刺激する欲望へと切り替えていくことなのである。
視力は一つの能力として突出しているが、暗闇に順応し、引き出される能力はまだまだ未知の世界。暗闇に反応する視細胞の数は明るい光に反応するための細胞の数は約20倍も備わっている。これは視覚情報が画像処理から感覚処理に移行するために必要な密度。夜を昼と同じようなライフスタイルは、こうした感覚能力を退化させる恐れがあると、筆者は断言する。
北欧のライティングデザイナーに教わったセオリーで「炎には命が宿るので一人(ひとつ)ではいけない。カップルで過ごすときは二つずつ、家族と過ごす夕餉はその人数かそれ以上」だそうだ。

抜粋おわり

日本では戦後の高度経済成長の時代から蛍光灯の経済効率のいい明るさが「豊かさの証拠」でした。今でも電球色の明るさは「貧しさを感じる」という人もいます。

灯りの役割は、物理的に明るくすることだけではない、ということを理解すると
空間はもっと「豊か」になるのだと思います。


クローバー  クローバー  クローバー
お片付けスタートワークショップ
6月27日 水曜日
ここ見てね
  これ→