マスコミ各社の「北朝鮮」報道に対する抗議文(賛同募集) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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(写真 朝鮮新報)


http://usm-aichi.blogspot.com/2011/12/blog-post_25.html 


ウリハッキョサポートネットメンバーズ/우리학교를 사랑하는 모임


「ブログ ウスンより」


マスコミ各社の「北朝鮮」報道に対する抗議文(賛同募集) 


12月17日、朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記が逝去された訃報に接し、USMメンバー一同、心から哀悼の意を表します。




USMでは、従来からの日本のマスコミ報道のあり方、そして今回の訃報に関して朝鮮学校関係者のコメントを興味本位で取材したことなどに憤りを感じ、マスコミ各社に対し抗議の意を表明し、各社に抗議文を提出します。



朝鮮学校や在日朝鮮人をとりまく日本社会のあり方を問い、北東アジアの真の友好ネットワークをひろげていくためにも、ぜひ以下の抗議文にご賛同ください。



★賛同に関して
個人として賛同を寄せてくださるかたは、お名前(戸籍名等の登録名でなくてもかまいません)と、公表をご希望の場合は所属・肩書き等をお書き下さい。

個人として賛同を寄せてくださるかたは、USMブログでお名前を公表させていだたくことの可否をご明記ください。お名前を公表しないかたちでの個人賛同も受け付けております。
団体としての賛同は、USMブログで団体名を紹介させていただきます。



賛同の受付はusm.aichi@gmail.comで受け付けています。
件名:マスコミ各社の「北朝鮮」報道に対する抗議賛同
本文:
おなまえ(公表の可否)
所属・肩書き等
団体
ほかにコメントなどあればご記入お願いします

********************



マスコミ 各社 御中



2011年12月19日に発表された朝鮮民主主義人民共和国の金正日総書記の逝去後、過熱するマスコミ各社の報道のあり方に強い憤りを表明します。



従来より、朝鮮民主主義人民共和国に関する報道では、好奇や蔑視の視線を隠すことなく、事実を無視もしくは憶測に基づきいたずらに危機をあおるような発言が繰り返され、そうした社会的雰囲気の中で、日本社会に生きる在日朝鮮人はさまざまな暴力にさらされてきました。


特に、朝鮮学校の生徒に対する暴力事件は、朝鮮半島における「事件」ごとに繰り返されてきたことを考えると、マスコミ各社はこうした自らの報道姿勢を省みる必要があります。

事実、現在日本のインターネット空間では、排外的な言説であふれています。そうした社会的空気感に便乗し、好奇や、差別・排除する対象としてのみ都合良く「北朝鮮」を持ち出すというマスコミ各社の態度に強い憤りを覚えます。



朝鮮学校関係者によると、金正日総書記の逝去後、中継アンテナをつんだ車が無断で朝鮮学校の敷地内に入り、さらに職員室にもおしかけ、ひどいところでは、朝鮮学校に通う子どもたち(小学生まで対象になったと聞いています)にまでマイクを向けたということも聞いています。 わたしたちは、マスコミ各社のこうした暴挙を決して許すことはできません。



朝鮮学校の生徒、教員、保護者の方たちは、この2年近く朝鮮高校のみが高校無償化から排除されたという日本政府からのひどい差別に毅然と立ち上がり、何度も何度も日本社会に向けて、一日も早い無償化適用を訴えてきました。私たちはともに運動に参加してきましたが、このような真摯な訴えをマスコミ各社は十分に取り上げてきませんでした。しかし、朝鮮民主主義人民共和国の国家元首逝去という事態に乗じて、朝鮮学校生徒、関係者に何の配慮をすることもなく取材を行おうとする、その態度に強い憤りを感じます。 



本来、報道の使命とは、こうした異常な排外的状況に対し警鐘を鳴らすことではないでしょうか。わたしたちは、マスコミ各社に、自らがおかしたこの過ちを誠実に認め、各地の朝鮮学校に謝罪をすることを強く求めます。



マスコミ各社には、本来のジャーナリズムがもつ精神に立ち返り、決して一面的ではない隣国・朝鮮の姿を伝え、日本社会にこれ以上の排外主義が高まらないような報道を心がけていただきたいと願います。



2011年12月25日



USM(ウリハッキョサポートネットメンバーズ)

賛同人 bubka(ブログ「ここが変だよ在特会(仮)」管理人) 李淳明(会社員) 伊藤謙太郎 浮葉正親(名古屋大学准教授) 岡田有生(東アジア共同ワークショップ) 大石忠雄(元高校教員) 小野寺真人(京都府立大学大学院) 柏崎正憲(ヘイトスピーチに反対する会) 川崎市・K 河津聖恵(詩人/第53回H氏賞受賞) 姜英哲(朝鮮総聯西東京八王子支部委員長) 金亜紀 金智仙 金明秀(関西学院大学社会学部教授) 金勇樹 琴基徹(月刊イオ編集長) 嶋田頼一 徐隆德 高原さつき 崔ダニエル(ANTIFA★黒い彗星・筆頭) 塚田タカヤ(めむ音楽工房(北海道)) 朴一秀(北海道朝鮮初中高級学校教員) 朴成徳(埼玉青商会) 原科浩(大同大学教養部教授/朝鮮高校にも差別無く高校無償化を求めるネットワーク愛知) 黄聖喜(朝鮮大学校経営学部) 許玉汝(詩人・コリア文学教室事務局) 水野崇 三井貴也(会社員) 光延一郎(カトリック司祭/上智大学教授) 村山森哉 山本かほり(愛知県立大学教育福祉学部社会福祉学科准教授/朝鮮学校にも差別なく高校無償化を求めるネットワーク愛知事務局長) 吉澤文寿(新潟国際情報大学教授) ほか匿名賛同1人



賛同団体 月刊イオ 東アジア共同ワークショップ


賛同コメント



・朝鮮学校をあくまでも「北朝鮮」の出先機関として扱う、マスコミ各社の偏った報道の仕方に在日コリアンに対する無理解と不勉強を感じます。そもそも、ある国の元首の死がなぜその国に対するネガティブ・キャンペーンにつながるのか、まったく理解できません。


・隣国の国家元首の死を憶測のみで報道するマスコミの姿勢に怒りを感じてます。



・共和国、在日同胞に関するマスコミの報道姿勢は、報道の使命、生命でもある中立性をまったく逸脱しているし、事実性も著しく欠いています。

もはや「反“北朝鮮”」、「反在日コリアン」の一大キャンペーン展開の先鋒として位置しているかのようです。
昨今の朝鮮学校、朝鮮学校生徒への暴力被害や反感もこういった報道がもたらした概念が生むものです。
マスコミ各社の、この間違った方向性は近い将来、自らの国民や国内の社会的弱者へ必ず派生するでしょう。
多大な影響力を持つ「兵器」ともなりうるマスメディア各媒体での上記現象を危惧し、また強く抗議します。



・マスコミに勤務している記者、個々人に問いたい。あなたたちに良心はないのか?
筆が剣よりも人を傷つける権力になるとわかっててやっているのか?
朝鮮学校、そしてそこに通う生徒たちは、これまでも朝鮮に何かあるたびに危険に曝されてきた。在特会が出てくるずっと前からそうだった。そして無償化適用除外・・・。日本政府は、朝鮮学校を外交の取引材料か何かのように扱っている。
そんなありえない排除、抑圧に加担するつもりか?
自分たちの立場性を問うてみろ。


・マスコミ各社の朝鮮学校関係者への無礼な取材は日本人として恥ずかしい限りです。朝鮮学校への謝罪を求めます。


・マスコミという“無冠の帝王”が本来なにを使命としていたのか、各報道人はもう一度自問してほしいと思います。「制裁」体制下の政権の不当な弾圧を糾弾するでもなく、この社会に蔓延する朝鮮学校蔑視に安易に棹さし朝鮮学校の学生たちにマイクの筒先を向けてコメントを求めるようなことが、果たして「報道機関」の名に値するでしょうか。巨大な影響力を持ちながら何の批判精神もなく、都合よく作り上げた「北朝鮮」像に憎悪と嘲笑の言葉なげる報道姿勢には、歴史への反省どころか人間存在への敬意すらまるで見られません。怒りとともに抗議します。


・悲しむ人々を嘲笑し、同時に在日朝鮮人に対する攻撃に《利用》するその卑劣さには怒りを禁じ得ません。


・この危機の時代を、共に力を合わせて乗り越えていくべき共存の同志である在日コリアン、そして未来の主役である子供たちである朝鮮学校生に対する理不尽なバッシングを、マスコミが煽るなど、決してあってはならない。詩人として、私自身のアイデンティティでもある尊い日本語を、やすやすと卑劣な誹謗中傷の次元へと貶め、傲然と他者へと振りかざすマスコミ関係者につよく自省を求めます。


・追悼についてコメントも無く、朝鮮学校、在日朝鮮人にまで“迷惑”を掛け、報道の倫理が問われる日本のマスコミに憤慨するとともに、抗議したく存じます。
まずはマスコミ各社の謝罪を求めます。


報道に携わる人たちには良識がないのでしょうか。誠意、礼儀、倫理というものがないのでしょうか。自らが自国の品格を貶めているとは気づかないのでしょうか。

今までの、マスコミによる共和国、朝鮮学校、在日朝鮮人に対するネガティブキャンペーンよってどれだけの偏見と差別と暴力の種を撒き散らしてきたかは言うまでもありませんが、この報道による過失に誰が責任を取ってくれますか?取れるのでしょうか?

深い憤りを感じます。強く強く抗議します!

恥を知りなさい!


・人権も教育の大切さも理解していない文部科学省、まともな外交が出来ない外務省、そして同様にレベルの低い政治家たち。これらを本来厳しく追及すべきマスコミが、礼儀も知性も批判能力もない恥ずかしい姿をさらけ出しており、暗澹たる気持ちになる。人権に配慮したまともな取材すらできないマスコミに心からの憤りを覚える。


・ 日本社会では、訴えること、助けを求めることのみならず、善意までもが偽善として叩かれ易く、どんな表現も、憚られる傾向があります。
日本人として、日本の現状を全体的に悲しく思います。
けれども、水曜集会のハルモニに多くを学びました。
悲観的になる余裕もないですね。
少しでもお力添えできるよう、今回の抗議に賛同するとともに、今後とも精進して参りたいと思います。


・「ならずもの国家」も行き着くところまで行き着いている。むろん日本のことだ。

戦後日本はみずからが罪のない「平和国家」であるかのような欺瞞にひたりきっているが、ところがその「平和国家」は、1945年までの朝鮮への侵略と植民地化を実質的にはまったく謝罪していない。

それどころか、朝鮮戦争時には当時の38度線以北の人工の30パーセントを銃と爆弾で殺し、その後も朝鮮をたえず監視・威嚇しつづけ、「冷戦」後にはソ連に向けていた核ミサイルを朝鮮へと向け変えた米軍を、この「平和国家」は毎年何千億円もの金を払って国内に置きつづけている。

自国による侵略や拉致(強制連行、「慰安婦」)は頬かむりしながら、朝鮮の拉致だけを非難し、アメリカの核ミサイルや自国が垂れ流している放射線には触れることなく、朝鮮の核だけをわめきたてることによって、この国では、一方的な経済「制裁」も、「高校無償化」政策をネタにして朝鮮学校生たちを外交上の人質のように扱うことも、なんでもできるようになってしまった。

そのあげくが、一国の指導者の訃報を前にして「北朝鮮の体制崩壊が来る?」などと色めき立ちながら、朝鮮学校を包囲するマスメディア(むろん産経だけではない)のありようである。

この態度には、いまも温存されている明治期からの朝鮮蔑視がよく表れている。

この卑怯で弱い者いじめしかできない「ならずもの国家」の本質が見えていないのは、日本人だけだ。



・『日本問題』は深刻です。僕の言う『日本問題』は以下の通りです。

1.南北分断や朝鮮戦争や在日朝鮮人の存在の歴史的起源が、日本の朝鮮植民地支配にある事を認識して無いことです。そのために朝鮮半島の平和体制構築  (朝米平和協定締結による朝鮮戦争終結、  朝米・朝日国交正常化、南北関係改善)実現の必要性や在日朝鮮人の民族的諸権利(朝鮮名での日常生活可能、朝鮮学校の経済的・制度的支援が可能な一条校認定)の必要性を認識出来ない事です。

2.日本学校で朝鮮植民地支配の犯罪性や在日朝鮮人が何故日本に存在するか?朝鮮学校が何故日本で設立されたかを教えて無いことです。無知・無関心であるために、北朝鮮報道がある度に、在日朝鮮人に対する民族差別や排外主義がエスカレートするし、朝鮮植民地支配を目的にした日露戦争を美化した司馬亮太郎の小説『坂の上の雲』が映像化されてドラマ放映されてしまってます。

3.朝鮮半島核問題の歴史的起源が、1957年にアメリカが、核ミサイル・核爆弾・核砲弾を韓国の米軍基地に配備して、北朝鮮に対して核攻撃の脅迫を開始した事を大半の日本人が認識して無いことです。『朝鮮半島現代史を学んでいないために、歴史的観点で朝鮮半島情勢を見る事ができないために、歪んだ北朝鮮認識しか持てないのが問題です』。

アメリカは今まで、米軍の侵略戦争やCIAの秘密工作によって、アジア・アフリカ・中南米・中東諸国の政権を繰り返し繰り返し打倒してきました。21世紀になってからも、アフガニスタン・イラク・リビアがアメリカの武力攻撃によって政権崩壊させられました。北朝鮮がそんな好戦的なアメリカを警戒して、核開発するのはやむを得ないです。




(2011/12/26現在 賛同人32人 賛同団体2)


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(KYCメールより)


金大中夫人らが金正恩副委員長に弔意

 【朝鮮通信=東京】朝鮮中央通信によると、南朝鮮の故金大中元大統領の李姫鎬夫人一行と現代グループの玄貞恩会長一行が26日、平壌の錦繍山記念宮殿に安置されている金正日総書記の霊前を訪れ、弔意を表した。
 金正恩朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長が国家葬儀委員会のメンバーと共に参列していた。
 追悼曲が流れる中、金大中平和センターの李姫鎬理事長と現代グループの玄貞恩会長名義の花輪がおのおの供えられた。
 一行は、金総書記の霊前に黙とうした後、金正恩副委員長に深い哀悼と慰労の意を表した。
 これに対し、金正恩副委員長は深い謝意を表した。
 李姫鎬理事長は弔問録に、金正日国防委員長が永眠いたしましたが、6.15南北共同宣言の精神をついで一日も早く民族統一が成し遂げられることを希望するとしたためた。
 玄貞恩会長は弔問録に、民族の和解と協力のため努力してくれた国防委員長を末永くわれわれの心に記憶するであろうとしたためた。