昨日の出来事を書くのが日記である。
その日記(ブログでもいい)。毎朝、その日にやることを書く、というのがあるんだそうだ。
それも過去形で。これが大事。
たとえば、
・・・今日、徘徊途上でいつもすれ違う美人と初めて話ができた
・・・なかなかできなかった新しいフレーズを、なんと完璧に演奏することができちゃった
・・・突如、消滅してしまったニコンのデジ一が、突如、出現した
なんでもいい。
これから起きることを過去形で書く。
私は神になりたい、なんて実現不可能なことはまず書かない。
なんとかできそうなことでなかなかできないでいることを書くことが多いので、成功の確率が高くなる。
できたという事実に加え、精神的な満足度がとても大きいという効果もある。
これがなかなかいいらしい。
心理学で<自己成就願望>という。
脳科学者池谷裕二さんと作家中村うさぎさんの連載対談でのはなし。(新潮社のPR誌「波」12月号)
ものすごく強い願望をもつとその願いがかなってしまうという<ピグマリオン効果>と同じようなことがおこるのだ。
「背伸びしてれば、いつか背は伸びる」って、寺山修司が言ってたやつですな。
そんな風に思ったことは一度もないが、ためしに、明日の朝の日記(など書いちゃいないが)に、こう書いてみるか。
・・・今日のライブは最高だった。なんでこんなにと思うほど人が集まり、店の外まであふれかえっていた。ジャズがこんなにも心を揺さぶるものとは---
ぼくの夢はただひとつ。
・・・ジャズ、世にはびこる
浮世のあれこれとは無縁でいたい。
正直、もうどうでもいいという思いはあるが、あきらめちゃいかんということか。
もう少しがんばるかのう。飼い猫<みり>よ。