次のカイトのブログさんの記事を読んで、F1そっくりだとおもいました。
 F1も、不稔(雌で言う不妊)を利用して、同じ形質だけを受け継がせる
方法です。(詳しくは野口勲さんのサイトをご覧ください)
 大根が大きさがほぼ同じでまっすぐになるように、トマトが甘くなるように、
にんじんが芯の部分までオレンジ色になるように・・
どれも出荷やファミレスや中食産業の要求に応じて、そういう性質の
種だけを作るのがF1。F1の種は、蒔いても、花が咲くことは咲いても
作物らしい作物はできません。一代限りなのです。
 でもフェレットと同じで、こういう無理をするので植物が健康でないのでは
ないでしょうか?
 食べて、なんらかの栄養を得ようとしているわけでしょう。その食べるもの
が健康でなければ、ほしい栄養が生成できていないのではないでしょうか。
 ときどき、野菜の成分が昔に比べて少なくなっているということが
聞かれますが、これは窒素過多・農薬使用という栽培の問題だけでなく、
栽培前の、種の段階での無理が祟<たた>っているのではないでしょうか。