「みんなの廃校プロジェクト」なるものを文科省が作っているようです。
 少子化したので廃校が増えたというのですが、
ちょっと待て。なぜ廃校にする?
 以前も書きましたが、70年代にイタリアの財政危機を
メディアが盛んにとりあげていたことがありましたが、
この頃おつきあいがあったイタリア人の友人が、一クラス20人だと
言ってましたよ。
 ただ彼女の学校だけのことだったのかどうかはわかりませんが。
 廃校にする―つまり統廃合をする理由は、運動会が少人数で
さびしい、といった程度のものでは?
 他に、水光熱費だのは効率がわるくなるでしょうが・・
 が、こうしたことは周辺の些末なこと。
 学校は集団行動の一員になる練習をしにいくところではなく、
幸福実現のための準備をしにいくところのはず。
 日本の昔からの”読み書きそろばん”が身につかなければ困る。
 ところが40人学級―30人でもです―それが身につかないで
おいていかれる子が出る。
 教師一人あたりが受け持つ人数を減らすことが何より大事。
 そのことを考えたら、こんなにあちこちで廃校は出現
しなかったのでは?
 文科省は、大蔵―今は財務省というのだろうかーに、
子どもを大事にしたいので文教予算を少子化に伴って
減らすな、今までがすくなすぎたんだから、ぐらい言ってみろ!