小渕優子より、こっちのほうが重大かも。以下②は実質的インサイダー取引の疑いがあるし、しかも①で年金原資が霧消するおそれが。

①塩崎厚労相は“株長者”/年金の株運用拡大を主張/消費税10%へ「好景気」演出

↑↓ http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-09-22/2014092201_04_1.html

 年金削減をおこなう一方で、国民から預かった年金積立金を危険な株式運用に投じていく考えを明らかにしている塩崎恭久厚生労働相が、武田薬品工 業、新日鉄住金など、東証1部に上場する23銘柄、計8万6000株以上保有していることがわかりました。また、安倍首相の経済政策「アベノミクス」相場 に乗って約2年で約2800万円の含み益を得ていました。

優良銘柄ズラリ

 塩崎厚労相が2013年3月に衆院議長あてに 提出した資産等報告書によると、非上場2社を含め、25銘柄計8万6472株を保有しています。東京電力、中部電力はじめ、ゼネコン、鉄鋼、電機、化学、 輸送機器など業種を代表する東証1部の優良銘柄がズラリと名前を連ねています。(表参照)

 第2次安倍改造内閣が発足した3日の終値で計算すると、時価総額は約7450万円にのぼります。アベノミクスが始まる直前の12年11月1日の始値と、3日の終値を比較すると、含み益は約2800万円になります。

安倍首相抜てき

 大臣就任会見で、塩崎氏は、130兆円にのぼる年金積立金の運用見直しについて、「国債の運用に偏っていたものを分散投資することによって、安全で効率的な運用をする」と強調、「ベンチャー(新興企業)や未公開株への投資もあり得る」とのべました。

 これは、安倍政権が消費税10%増税などを押し付けるために、年金積立金の運用で株式投資を拡大して株価をつり上げ、“好景気”を演出する計画に沿ったもの。首相が担当相にすえた塩崎氏には「国民の年金を危険にさらす株価維持担当相」との評も出ています。

塩崎厚労相の株保有状況

武田薬品工業 3630
新日鉄住金 19747
鹿島 5347
三越伊勢丹 2268
愛媛銀行 150
太平洋セメント 600
三井造船 3000
ブリヂストン 1000
パナソニック 5620
帝人 11000
ソニー 1100
日本電信電話 100
ハリマ化成グループ 1000
中部電力 1769
東京電力 1659
デンソー 1100
王子ホールディングス 1100
富士通 3348
旭硝子 2205
全日本空輸 13119
三浦工業 2000
日立製作所 4200
JXホールディングス 1500
《注》2013年3月25日提出の「資産等報告書」から

②厚労相、年金運用で異例の要請 株式重視で独法改革

↑↓http://www.47news.jp/CN/201410/CN2014101501001803.html


 社会保障審議会の年金部会で、年金運用法人の組織改革を要請する塩崎厚労相(右)=15日午後、東京都千代田区

 塩崎恭久厚生労働相は15日、社会保障審議会の年金部会に出席し、厚生年金と国民年金の積立金を市場で運用する 年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の組織改革を急ぐよう要請した。同審議会は厚労相の諮問機関。議論の方向性に踏み込む形で、厚労相自らが部会 に出席して発言するのは異例だ。

 塩崎氏は、積立金運用が国債に偏っているのを改め、株式を重視して分散投資するべきだというのが持論。部会で は、リスク管理強化のために運用を担う組織の改革が必要と強調し「(現在は)理事長に権限や責任が集中している。(複数の理事による)合議制が望ましい」 などと刷新を求めた。

2014/10/15 21:59