ある先生に聞いたのですが、“荒れ”ている高校への道には

“スナック”菓子の類の袋がたくさん散らばっていると。

 食べ物が脳をおかしくすることがないでしょうか。 


 『マスコミとお金は人の幸せをこうして食べている』THINKER著5次元文庫 徳間書店

  ラッセル・ブレイロック博士の文章を多分THINKERさんが訳したもの↓

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 私は本を書くとき、グルタミン酸に関するあらゆる研究報告に目を通しました。グルタミン酸の安定異性を主張する専門家の中でも最も著名な人々とも手紙でやりとりをしました。彼らの中でひとりとして

私の議論に反論できる者はいませんでした。

 グルタミン酸は安全であるとされています。多くの専門家は、脳は血流脳関門で守られているので

グルタミン酸の害は及ばないと言っていますが、それは嘘です。グルタミン酸の受容体は血液脳関門の両脇にあり、これらの受容体はグルタミン酸にさらされると開いてしまいます。グルタミン酸は、血液脳関門を開くのです。血液脳関門が破られる状況はほかにもあります。例えば、高齢になると血液脳関門が

弱くなります。アルツハイマー病患者のほとんどは血液脳関門が機能していません。熱中症、発作、自己免疫疾患、多発性硬化症などは全て、血液脳関門が機能していない状態にあります。

 以前は、あまり見られなかった数々の神経性の病気が世界で急増しています。アルツハイマー病、

自閉症、多動症、パーキンソン病などの様々な神経変性病です。これらの病気が今では当たり前に

なっていますが、これは恐ろしいことです。神経科学の研究論文をいくら読んでも、これらの病気の原因については解明されていません。専門家でさえ、なぜこれらの病気が増え続けているのかわかっていない

状況なのです。原因が特定できないのは、我々の身の周りにあふれる毒性物質の種類が多いからです。

 例えば、水銀やアルミニウム、農薬、除草剤は、これらの神経変性病と関連性があることが

わかっていますが、どれが原因か特定できません。しかし、よくみるとそれらの化学物質が、脳に損傷を与える仕組みはみな同じです。全て興奮毒性のメカニズムなのです。

私たちの身の周りにあふれるこれらの毒物に加えて、グルタミン酸ナトリウムやアスパルテーム

などその他の食品から体内に取り込まれることで、脳内の興奮毒性が驚異的に加速されます。その結果として、現在のようにアルツハイマー病、自閉症、多動症、パーキンソン病などのあらゆる種類の神経変性病の蔓延が見られるのです。

 グルタミン酸の受容体は、脳や脊髄などにある中枢神経系のシナプス(神経細胞)に多く存在していますが、さらに最近の研究では、それらが中枢神経だけではなく体内の全ての臓器や組織に存在することが

わかっています。食道から大腸まで全ての消化器系にもおびただしい数のグルタミン酸受容体があるのです。また、心臓の刺激伝導系や肺、卵巣、精子まで含む全ての生殖器官、副腎、骨、膵臓までもグルタミン酸の受容体で活動が制御されていることもわかっています。それらの体内に分布するグルタミン酸の

受容体は受容体は脳内のものとまったく同じ働きをします。その結果、化学調味料入りの食事をした後には、グルタミン酸の血中濃度が非常に高くなり、体内の全てのグルタミン酸受容体が刺激されます。

 そして現在、心臓突然死が増えています。もし、化学調味料を含む食事とアルパルテーム(グルタミン酸と同じ興奮性神経毒)入りドリンクを飲んだ直後にとても激しい運動をしたらどうなるでしょう。心臓にあるグルタミン酸受容体が強く刺激され、人によっては、心臓突然死を起こすでしょう。心臓突然死は

二つの原因で起きます。不整脈と冠動脈攣縮<れんしゅく>です。そのどちらもグルタミン酸によって

起きます。死亡診断医もこれらの情報を知りません。耳にしたことがないのです。

 実際、私が話した心臓専門医のほとんどが、心臓刺激伝導系や心筋にグルタミン酸受容体が多く存在することを知りませんでした。アメリカ国内だけでも不整脈を抱える患者が数百万人いますが、心臓を刺激するグルタミン酸ナトリウムやアスパルテームを避けるよう彼らに助言する医師はいません。また、

心臓突然死に深く関係するのは、マグネシウムの欠乏です。マグネシウムが欠乏しているとき、

グルタミン酸受容体は過敏になります。ですから、激しい運動をする人でマグネシウムをサプリメントで

補っていない場合、グルタミン酸受容体が受ける過剰な刺激から心臓突然死を起こす可能性があります。

 また興奮性神経毒は、がん細胞の成長と転移を劇的に促進することも最近になって判明しました。実際にある研究者が、がん細胞がグルタミン酸との接触で刺激されて、動き回ることを観察しています。化学調味料の成分であるグルタミン酸ナトリウムも同じようにがん細胞を活性化し、がんの転移を促します。

グルタミン酸ンナトリウムと接触したがん細胞は成長し、組織内で動き始めることが、それより前の研究でも観察されています。体内でグルタミン酸濃度が上がると、がん細胞はたちまち広がるのです。グルタミン酸を阻害したら、がん細胞の成長は劇的に低下します。研究者は、この研究結果を応用して、従来の

がん治療薬にグルタミン酸阻害剤を用いることで、非常に高い効果をあげています。グルタミン酸の活動を抑えることで、がん細胞の活動が抑制されるわけです。

 今や神経科学の研究論文は全て興奮毒性をテーマにしたものです。この分野で今、最も注目されているのが、興奮毒性とグルタミン酸受容体の働きなのです。彼らは食品中のグルタミン酸について言及しませんが、私の役割は、化学調味料や食品に含まれる興奮性神経毒についてお伝えすることです。 [続]