モビー・ディックさんhttp://ameblo.jp/lully-moliele-1660/entry-11459788625.html  の今朝の記事ー旧遊郭街の朝のスケッチを読んで、

書こうとおもって忘れていたことを思い出しました。

 先日NHKを見るともなく見ていたら(電気の無駄遣いをするな!)

花魁には普通の客は会えないし、会ってもつんとされているだけだが・・

とかなんとかいうもので、わざわざ俳優に花魁の衣装を着せ、

セットを作り(ロケか?)、再現ドラマ仕立てにしているのです。

花魁は、今風の俗語でいえば高級コールガールなのですが・・・

 職業による差別はいけないといいますが、売買春も、では

普通の商業行為の一つに過ぎないのでしょうか?もしそうなら

子どもに俳優をさせていいのと同様、子ども対象の買春も

かまわないことになるのではないでしょうか。

 差別をしてはいけないのは人に対してであって、

望ましくない職業というのは厳然としてあるのではないのでしょうか。

暴力団や暴利サラ金もマイナス評価してはいけない職業ですか。

 また花魁は売買春という階級社会のトップなのですが、

トップに君臨する花魁を空いてにする遊びはNHKが広く紹介すべき文化で、

足抜けができないように溝が作ってあった、足抜けをしようとして

見つかるとすさまじい私刑に遭った、吉原が通常の町民とは

異なる世界だという意味で江戸の端っこに造られていたといったことは

文化ではないということなのでしょうか。それとも、こうしたことも

続編できちんと紹介してくれるのでしょうか?

 先日の成人式は雪に見舞われ酷く寒い日でしたが、

晴れ着をわざと崩して仕立て、肩を出している女性がいたそうで、

それは花魁風の装いなのだそうでした。こうした人は3S―大衆の

興味をsports, sex, screenにのみ向けさせ、重大な事象を見たり

考えたりさせないように誘導する政策ー

洗脳されてしまっているのではないのでしょうか。

 どうもNHKは最近とみに3Sを地で行っている気がします。

 3Sどころか、その3Sを考え出したとされている人たちを

積極的に賞賛している番組もありました。

 グラバー父子の伝記です。

 息子のほうが、武器を対立する双方(薩長だったとおもう)に

売ったという、そのことはナレーションで言っていたものの、

そこに“ちゃっかり”という副詞を付していました。

殺人の道具を両方に売る行為に、ちゃっかりなどという

軽い形容を平気でつける。NHK(の一部)は狂っています。