三陸の海を放射能から守る岩手の会 http://homepage3.nifty.com/gatayann/env.htm

の永田さんから大変なことをお聞きしました。

 2011年1月号の岩波の雑誌「世界」に、明石さんの論文が

載っていて、そこに、ベトナムが、日本の原発を2基買ってくれると

喜んでいる人は喜んでいるけれども、ベトナムは使用済み

核燃料について、何らかの条件をつけているかもしれない

と明石さんが書いているというのです。

 ロシアもやはりベトナムに原発を2基売ることになっている

らしいのですが、ロシアは使用済み核燃料をおひきとりしますという

サービスをつけているらしい。そういうことが可能なようにわざわざ

最近法改正までしたらしい。

 ロシアは土地が広大で、人が住んでいない所―というかずっと

住めない所―たとえばウラル核惨事が起きた所なんかに

どうせ汚染してるんだからということで、他国の使用済み核燃料を

置きっぱなしにできる―将来的には新たな惨事を引き起こす可能性も

ありえますが―わけです。

 とするともしあなたがもしベトナムの政府なり企業ならどうしますか。

 ロシアは使用済み核燃料を引き取ってくれるんですよ、日本も同じ条件

にしてくださいよ。そう言いませんか。

 今は失敗続きとはいえ、日本には再処理工場があるじゃないですか、

そこで再処理してくださいよ。そう言いませんか。

 再処理工場は使用済み核燃料からプルトニウムを取り出して、それを

増殖させていつまでも燃料として使い続けることができるんでしょ、

今はもんじゅが挫折しているけれど、将来は成功させるんでしょ、

それに日本には既に軽水炉(ウランのみを元々は燃料に想定していた

原子炉)が50基以上もあるんでしょ、そこでプルトニウムを混ぜて

燃料にもできるんでしょ、だから使用済み核燃料は“有用金属”なんでしょ、

ただで引き取ってもらうどころじゃない、寧ろ買ってくださいよ。そう言いませんか。

 

 こう考えると恐ろしくてベトナムに原発輸出なんてとてもできません・・・


 明石論文のことは早い方がいて既に書いていらっしゃいますね。

 「時代を駆ける」 

 http://blog.livedoor.jp/sho923utg/archives/51595645.html


 ただし・・・上記ブログを読むだけではなく「世界」を買ってください。

 紙媒体を買い支えないと、ね・・・