朝日100721によると:

 IAEA事務局長(天野之弥氏)が広島原爆の日の平和記念式(以前祈念という字だったような気がするのですが・・・)に初めて参加するのだそうです。

 IAEAは核施設が軍事利用されていないかチェックするための組織で、核の平和利用という欺瞞をあたかもすばらしいことであるかのように見せかけるための仮面。

 映画ボーリング・フォー・コロンバインで、全米ライフル協会長が、銃乱射事件があった土地を選んで銃規制反対講演をする、それと似た気味悪さを感じます。

 広島の人たちはこんな組織の代表が式典へ参加することへ違和感をもたないのでしょうか。

 

 「小出裕明」さんで検索できますので講演録を読んでみてください。

 「再処理」というのは、「再」という字がつくので、日本では、燃料のリサイクルで、環境にいいことでもあるかのようなイメージを与えられていますが、要するにプルトニウムを得る工程という意味で、プルトニウムを得るには、いったん原子炉内でウランを

核分裂させ、そこでプルトニウムを生成させなければならない(第一段階)、これに対する関係で、生成されたプルトニウムを分離し取り出すのが第二の段階であるから「再」処理と呼ばれるというだけのこと。ウランの核分裂の際に出る熱エネルギーを電力に転換するという、一見いいことを行なって、第一段階と第二段階が一体として核兵器製造工程であることを隠蔽しているに過ぎないのです。

 ブッシュがイラクの民衆を虐殺する口実として自由と民主主義とかなんとかいうフレーズを用いたのと似ている。


 もう一回整理すると:

 銃をもつ権利があるんだよとアピールして銃が人を殺傷している事実を過小評価する。 

 発電して生活向上させるよと言って核兵器を製造する。

 燃料を産み出すよと言ってプルトニウムという、実は燃料は燃料でも兵器としてしか役に立たないものを造る。

 

 まだ似たのがある。

 peace keeping だよと言って軍隊を派遣して駐留させる。


 これも似てる。

 子宮頸がん(生殖を妨げる原因)を防ぐためだよと言って不妊化物質を注入・・・している・・・という噂。


 野球賭博したじゃないかと言って非難して、非難されないパチンコだって賭博だということを隠蔽する。


 また原発の話に戻ると、第5福竜丸等々の放射能被害をうやむやにするために放射能製造装置を日本に導入する。CIAエージェント正力松太郎(日本テレビ創設者)の」片腕柴田氏の「毒をもって毒を制する」発言に示されていたように。


 毒をもって毒を制する。これらの、なんという見事な、恐怖のバリエーション!