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というサイトが、イラク戦争などで米軍兵士に支給されている食事(MRE Meal Ready-to-Eat)というのだそうです、これを詳しく紹介していらっしゃいます。
1200kcalだそうです。
20種類ぐらいメニューがあり、“ビフテキ”の中身が詳しく写真つきで説明してあります。
成型肉、インディカ米のメキシカンライス(野菜は入っていない)、薄いクラッカー2枚、そこにおそろしくたっぷりのピーナッツバター、そしておなじみの○ッスルのコーヒー等々。
この成型肉を、温めるための発熱材料とマッチつきというのが、くだらないぜいたくのために原発をどんどん造る政策と発想が同じ。
話の種に一回だけ食べてみるならともかく・・・これを毎日食べるとしたら・・・想像しただけで気分がわるくなりそう・・・チェリー風味の粉末ジュースというものにビタミンCが入れてあるのかなんだか・・・とにかく野菜はなし。野菜の缶詰さえなし。
こうしたものを食べていると感性がおかしくなるでしょう。それで、人を殺せるようになるのかも・・・
いえ・・・それとも・・・・
少し前に書いたことがありますが、コンビニ弁当をほめているアメリカ人がいました。とすると・・・何もこれはMREの特徴というのではなく、アメリカ人の食事の平均的なところがこれと大差ないのかも・・・
アメリカに住んだことがある知人が言っていましたが、ホームパーティーに近所の人を招いて、たまねぎを切っていたら、「何をしているの」と驚かれたそうです。
アメリカの家庭で、食べるということは袋の口を切って電子レンジで温めるということど同義らしい。
ぜひ上記記事を実際に見てみてください、たしかにコンビニ弁当のほうがかなりまし。ご飯(たとえそれが輸入米やカドミウム米でも)のやさしい甘みや、合成着色料でつけた毒々しいピンク色とはいっても大根の漬物のシャキシャキした歯ざわりが楽しめるだけでも。
が、このコンビニ弁当も食べられなくなるXデーがいつか来るかもしれない。円の暴落。あるいはいつでも好きなときに発動できる禁輸措置をアメリカがとったら。
ところで、この記事、“落ち”が傑作ですよ。