『アメリカの日本改造計画 マスコミが書けない「日米論」』

 「年次改革要望書」を発見した関岡英之さんの実質上の著書。

 結論が、日本も自前の核兵器をもとうということであるらしいことがとても残念なのですが、一つ一つのディテイルははっとさせられることばかり。

  ◇小林興起さん  

    自民党議員の8割は郵政民営化にほんとうは反対していたのだが、解散・不

   公認の脅しをかけられて賛成に回った。

    郵政民営化を論点として解散したのだからその是非が大論議になるかと

   思っていたら、報道は“落下傘”“刺客”の話題で一色になり、小池百合子氏に

   負けてしまった。

     *  こんなばかなことを防ぐには国民個人個人が政見をきちんと吟味して

      投票することが大切でしょう・・・当たり前のことですが・・・

        党議拘束のありかたの再検討も必要。憲法上は議員は一人ひとりが

       全国民の代表であり、党議拘束はその憲法の趣旨に反するとも言える。

  ◇副島隆彦さん 

    ・アマゾンで本を買うと個人情報を握られる

      *携帯電話もですって。そういえば友人が記名式パスモも危ないと・・・

    ・フォード政権で国防長官をやった ラムズフェルドはその後大製薬会社

     C・D・サール社に天下りし、また国防長官に返り咲いた

      * ある病気の“素”を○めりかの戦闘機がばらまいてい

        ると う話、まさかと思っていましたが、これを聞くとその話が何かリア

        リティを帯びてきたりして・・・)

  ◇紺谷典子さん

     「社会保障というと、「国が国民にしてやっている」というイメージで語られが

     ちすが、もともと国民のお金なのです。誰でも不運に見舞われることがあ

     り、そのときのためにプールし合った国民自身のお金なのです。小泉さんも

    竹中さんも「自助努力」を強調し、「国を頼りにしてはならない」などとよくおっし

    ゃっていましたが、「国民のお金」を預かっているとい意識がない。どうも、最

    近の政府は財政資金を「国のお金」と勘違いしているような気がしてなりませ

    ん。」

      * 生活保護を受けるのをためらう人が多いといいますね。

         「国」とは何なのか、改めて考えさせられます。

         阪神大震災の際、この国(の政府)は不運に見舞われた人を見殺し

         にするところだと痛感したものでした。