昨日触れた今回のG7で日本が約束したIMFへの融資が最大1000億ドル(約9兆円)だというその額。

 ”国際貢献”という共通点からODA(政府開発援助)の額をみてみると、供与か貸与かなどjの内訳や、出所が記載される帳簿の違いを捨象してのラフな比較ではありますが、ODAが77億ドル/年程度(約7000億円)に過ぎないことからみると随分気前がいい気が・・・

 それにODAは、とにかく日本がお金を出しているということが直接相手国に認識してもらえるーーもちろんODAにもいろいろ問題はありますがーー“ひもつき”などーーのに対し、IMFになど融資しても、その先日本の外貨がどこにどう使われたのかフローが全く見えなくなってしまうのでは?

また今は外貨があるでしょうが、円高がいつまで続くかわからない。わたしがいちばん心配するのはやはり大地震です。原発もたっぷりあるし。外貨など計算上のものでいつ霧散するかわからない。が、約束してしまった以上履行しなければならないのでは?

 またいつ返済を受けられるのか、利子はつくのかーー多分つかないとおもいますがーー担保はあるのかーー多分ないのでは?

 9兆円というのは日本の人口を1億で計算すれば一人9万円、普通の人が、返ってくるかどうかもわからないのに気楽に貸す額ではないでしょう。

 以上、まったくの素人考えですが。ただ王様が裸だと叫んだのは子どもでした。