昨日会場が同じ参議院会館だったのでついでにプルサーマルに関するヒアリングの傍聴に。

 伊方原発の活断層評価やプルサーマル導入を心配してわざわざ四国から7人ぐらいの方が来ていました。

 プルサーマルはウランの燃料棒にMOX燃料棒を混ぜる、その設計ーーどの位置にどっちを置くかーーがとても難しいーーなにしろプルトニウムが混じっているーーということは知っていたものの、議論についていけず・・・

 ただ諸外国で成功していると四国電力が宣伝しているわりには、次々に撤退しているのだということ、にもかかわらず原子力安全保安院が、その撤退理由を知らないか知っていても公表していないこと、ベルギーがやっていることが推進側の有利な材料になっているらしい割には、ベルギーが本当に今現在やっているのか原子力安全保安院も資源エネルギー庁も知らないことがわかりました。

 おかしいではないかという追及に対しては、燃焼度が様々なのでベルギーでどうかということがわかったところで参考にはならないという回答。

 でもまだこれから始めるところで机上の計算しかない日本には既にプルサーマルの経験がある国の実態を知ることは、たとえ実施するとしても安全に運転するための資料として絶対必要なことなのでは?

 活断層についても、六ヶ所と同様、WG(ワーキンググループ)ーー諮問機関のようなところで学者が資料を検討する場ーーで何も意見が出なかったそうで、いくらなんでもそれはないだろうと四国の方が怒るというよりあきれている感じでした。