とりあえず、手っ取り早く起業する方法でも書いてないかなぁ、と安易な考えて読んでみた。

書いてあることの主旨は、

・起業するのにリスクを取る必要はない。というより、リスクを取ってはいけない。
・ブログは手間がかからないけど、あくまでコミュニケーションツールとして使用し、メルマガやホームページと併用すべし。販売はブログではなくホームページで行うべし。

という2点に集約される。

ブログで簡単に起業するための本じゃないの?
これじゃ、起業するにあたって良いお客さんを少しでも増やすための広告ツールとしてブログを利用しよう、というだけの話だよね?
オレが知りたかったのは、「ブログ」だけで「ノーリスク」で「簡単」に起業する方法なんだよ。本のタイトルを素直に読めば、そういうことが書いてなかったら嘘じゃん。そもそも「起業法」じゃなくて、起業に際しての集客手段、っていうだけの話しだし。

単純に、コストをかけずにインターネットでどう集客するか、という本と考えれば、一通りのことが書いてあると思う(それにしたところで、何を今さらという内容だったが)。
でも、タイトルを見て期待するのはそういうことではないでしょ?

「ブログ」って言葉が独り歩きしている昨今、本のタイトルに「ブログ」ってつけりゃ売れると思っている出版社はみんな潰れてしまえ。

(タイトルと中身が離れすぎ度:★★★★☆)

丸山 学
ブログではじめる!ノーリスク起業法のすべて―あなたの日記をお金に換える法