「歴史を偽造する韓国」 | 産経新聞を応援する会

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「歴史を偽造する韓国」 中川八洋 2002年 徳間書店



(韓国の教科書は朴殷植の『独立運動之血史』の記述に基づいて、総督府による三・一事件の弾圧を糾弾している)

(韓国の教科書では)監獄(刑務所)に収監された人数は「5万人」と、実際の6倍にしている。朝鮮全土に当時、刑務所は監獄8、分監12しかなかった。三・一事件で収監されたのは約8500名で、定員オーバーであった。「5万人」という人数の収監能力などは物理的に途方もない。入監者数については、朝鮮総督府が正確に把握しており、1919年5月10日現在、8437名であった。韓国の教科書は出鱈目な数字を書いている。


ホラー小説の類である『独立運動之血史』が何ら信憑性がないのは、次の記述一つだけで充分だろう。

両手・両足を切断された人間が即死しない、そればかりか手がないのに自分で衣服を着ることができる、足がないのに自分で歩いて帰宅できる、というのである。また、手足を切られたあと3日間も食事を与えられずとも元気で官憲を罵倒しつづけたという。

マンガでもここまでの描写はできない。つくり話にも程がある。『血史』の虚偽性は、議論以前である。


「女子高等普通学校(当時の女子中等学校の名称)の廬永烈は、裸体で十字架の上に仰臥させられた。日本人は、後列の十字架の傍に炭炉を置き、鉄線を真っ赤に焼いて廬永烈の乳頭を三、四回刺してからその縄を解き、刀で四肢を断ちおとし、まるでまこも(菰)のように分切した。血が雨のようにしたたりおちた。…が質問して、「お前はこれでもなお『万歳』を叫ぶつもりか」と言った。彼女はこれに答えて、「独立が達成できなければたとえ死んでもやめない」と言った。…数日間も食事を与えないで、三日目にふたたび拷問を加えた。…やむをえず、衣服を抛(ほう)りかえしてよこし、きびしく警責を加えた後に釈放された。……」(2312頁、212頁)


また、『血史』は1919年3月の1ヶ月間で収監されたものは「数十万人をかぞえ…」(212貢)としているが、前述したように実際には1万人にもならない。そればかりか30頁ほど前の183頁では収監人数を「4万7000名以下」としていた。なぜなら、そこでは「逮捕者4万6948名」と記述しているからである。逮捕者からかなりの即時釈放者を引いた残りが収監者である以上、これ以下になるからである。このように、『血史』では、「数十万人」という212頁と、「4万7000名以下」という183頁の、収監者数が10倍も異なる。『血史』のはその時その時に思いつくままの捏造数字であるのは明らかだろう。


要は、『血史』の数字や描写を引用していたすべての研究書・専門書は、完全なる歴史歪曲、歴史偽造のそれであって、いっさいの学術的価値はない。ということは、この『血史』に基づく、在ソウルの「歴史館」は、「ホラー映画」と同類の、空想と妄想で創った「東洋一のオバケ屋敷」となる。真実を求めず歪曲と偽造の韓国とは、根本において「文明以前」であり、野蛮国である。『血史』のような品性も知性もない嘘だらけの作品を書く人物を数多く出したこと自体、韓国は国家として恥ずべきだろう。