-1341-Stray Cats | 三角山通信

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朝、目が覚めると布団の中で思い切り伸びをせずにはいられない。すると脚がつる。かなり痛い。筋がツイストされて縮んでゆく感じだ。野茂のトルネードが太腿の裏でいきなり始まる。イテテイテテイテデーオと一人叫んでいる。それでも懲りずに毎朝伸びをして悶え苦しんでいる。俺はネコ化しているのかなと思ったりする。そういえば炬燵が恋しい。そういえば鰤(ぶり)の煮たのが食べたい。残った皮を焼いて食べたい。そういえば俺をみるとメジロが逃げる。そういえば通りがかりのゴミ集積場が気になる。サバイ、野良ではないか。桜吹雪のサバイの野良ではないか。タマ、寅、オチアイ、ゲーリー、ジンパチ、とこれまで随分と野良猫が住み着いた。タマと寅は小学校3,4年の頃から高校2年のころまで家の縁の下に家賃も払わず暮らしていた。雪の金曜日は家に入れてやっていっしょに吉村道明の回転エビ固めを見たりしたが、どの猫も基本野良であまり可愛がったりしなかった。奴らも行ってらっしゃいご主人様とは言わなかったし、俺もようまだいるのかの挨拶しかしなかった。

奴らがまた遊びに来ているのだろうか。いつまで脚がつるのであろうか。小林製薬はいつツルノナオールを発売するのであろうか。