25日の講演会終了後、メタル兄弟さんからのインタビューにお答えしましたが、とても大切で重要なご質問をして頂きましたので、感謝の意味も込めて、改めてブログ記事に致します。


Q. いきなり帝國憲法に復元しても、社会に混乱は生じませんか?

これに対するお答えは、下の動画で2:00からしています。この記事は、そのお答えの補足とお考え下さい。

A. まず、現在の我々は、日本人としての道徳や慣習、伝統の下に生きています。これが國體です。

時代によって変化する部分はありますが、「日本人らしさ」は現在も基本的には変わることなく、我々の規範となっています。大日本帝國憲法とは、この「日本人らしさ」=國體を成文化したものです。

これに対して、占領憲法の基本的な精神は、國民主権・基本的人権・平等主義です。國民主権=我々の世代だけで何を決めようが勝手だ、基本的人権=生まれながらに権利があるのだから、親や祖先や、子孫がどうなろうが知らない、平等主義=ジェンダーフリー、フェミニズム、・・・ こんなものは、我々の規範ではありません。左翼思想そのものです。

つまり、占領憲法などというものは、我々の社会の規範とは到底いえないのです。占領憲法が憲法典として無効とは、こういうことなのです。

つまり、一般に認識されているところとは異なり、現在でも我々は、大日本帝國憲法の下に生きている、ということになります。

逆に、占領憲法の基本的な精神である國民主権・基本的人権・平等主義などは、我々の社会を混乱させているものといえます。

女性宮家(平等主義由来)然り、外國人参政権・人権擁護法案(基本的人権由来)然り、自治基本条例(國民主権由来)然り・・・

従って、占領憲法を無効確認することは、社会を混乱させている根源を除去することに他なりません。

そして、帝國憲法を復元するとは、我々が今現在、それに従って生活している規範を、規範として再確認することに他ならないのです。従って、社会は混乱するのではなく、むしろ安定します。

帝國憲法の復元とは、我々の今現在生きている社会を否定し、改造することとは正反対です。

むしろ、我々の今現在生きている社会を守っていくこと、これを破壊している占領憲法(國民主権・基本的人権・平等主義など)を否定すること、が、帝國憲法の復元なのです。