医学・生物学などの生命科学分野で研究する研究者にとっては、英ネイチャー・米サイエンス・米セルに論文を掲載し研究成果を発表することは夢のような目標であり、達成できたときには最高峰への到達のような気持ちになることでしょう。
そんな世界的に有名な3大科学誌に関するニュースです。以下に転載しておきます。
3科学誌は商業主義…ノーベル受賞者が「絶縁」
今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した米カリフォルニア大バークレー校のランディ・シェックマン教授(64)が、世界的に有名な3大科学誌は商業主義的な体質で科学研究の現場をゆがめているとして、今後、3誌に論文を投稿しないとの考えを明らかにした。
教授は9日、英ガーディアン紙に寄稿し、英ネイチャー、米サイエンス、米セルの3誌を批判した。研究者の多くは、評価が高まるとして、3誌への掲載を競うが、教授は「3誌は科学研究を奨励するよりも、ブランド力を高めて販売部数を増やすことに必死だ」と指摘した。
その上で「人目を引いたり、物議を醸したりする論文を載せる傾向がある」との見方を示し、3誌が注目されやすい流行の研究分野を作り出すことで「その他の重要な分野がおろそかになる」と問題を提起した。
以下は私のコメントです。
我々凡人にとっては、遠く手が届かない3大科学誌ですが、だからこそ商業主義を捨てて業績重視でいってもらいたいですね。これら3大科学誌のインパクトファクターはかなりのものです。一流の科学者・研究者を目指す人達にとっては大きな目標のひとつであるはずです。
そんな3大科学誌が購読部数アップのために流行の研究分野を作り出すて、掲載する論文に傾斜をつけることはしてほしくないですね。
まあこれは単に研究から退いたものの戯言かもしれませんが・・・。
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