近年、手軽なレジャーのひとつとして人気の高いバーベキューですが、この季節になるとアウトドアグッズの専門店のみならずスーパーやドラッグストアでさえ、専用のコーナーを設けてバーベキュー用品を販売しています。器具も炭も手軽にかつ安値で手に入れられるようになったため、万人が手軽に楽しめるレジャーとして定着してきているんですね。
今回はそんなバーベキューで使う炭についての話題です。以下のようなニュースが紹介されています。
どこでもサイエンス - 自然に帰らぬBBQの炭
お手軽なレジャーのBBQ(バーベキュー)。肉と野菜を買い込み、金網と炭火でワイワイと焼く。いいですよ..........≪続きを読む≫
以下は私のコメントです。
我が家でも年に数回、親戚が集まってバーベキューを楽しんでいます。子供が小さいので遠出するのではなく、自宅の庭で楽しんでいます。
バーベキューの準備や後片付けで意外と大変なのは炭の処理なんですね。バーベキュー開始時には、火を熾し火力を安定させるのに苦労するのですが、終了時には安定して燃え続ける炭や燃え終わった灰の処理にも苦労するものです。
我が家は自宅でやっている良さをいかし、まずは炭以外の後片付けをし、その後室内で休息をとりつつ、炭がある程度まで十分に燃え尽きてから処理しています。それでも完全に炭が燃え尽きるわけではなく水をかけて火を消して処理することになります。
そして、灰とともに小さく燃え残った炭の破片を庭の木の根元に撒いて処理していました。もちろん自然に帰ることを期待してです。しかし、次回以降のバーベキューの際にも、前回までの炭の残りが木の根元に残っていて自然に帰るのには時間がかかるのだなと単純に思っていました。
しかし、炭はほぼ炭素のみで極めて安定した物質なので、自然には帰らないんですね。言われてみれば高校の化学で習いました。炭はダイヤモンド同様、純炭素に近いので安定した物質だと習いました。意外な盲点で勘違いしていました。
きっとこれまでの数年分がほとんどすべて残っているということなんでしょう。見た目に減っているのは地中に埋まっていっているだけなんでしょう。
炭が地面に残り、炭で汚れがつくと、墨で書いた水墨画が安定して残っているように、炭の汚れも消えないんですね。当然といえば当然ですが、これまた意外な盲点でした。
同じよう自然に帰ると勘違いしている人は意外と多いのではないでしょうか。
こんなところで高校の化学の知識が役に立つんですね。でもせっかく習った知識がこれまでは活かされていなかったわけで、本来はこうした実生活で活かされるように知識を整理していかなくてはならないわけで、ちょっとがっかりな感じです。今後はバーベキューの後の炭の処理の仕方を工夫しないといけません。自宅以外でバーベキューをする際には、自然に帰ることを期待して辺りに捨ててくるなんてことはもってのほかという認識も持っていきたいものです。
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