◆書評 : 但馬オサム『韓国呪術と反日』(青林堂) | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。

 ◆書評 ◇しょひょう ▼ブックレビュー ◎BOOKREVIEW◆ 
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 サドとマゾの変態関係、韓国の反日はゾル状態
  意地悪の底流にある愛憎、きらいな日本がじつは大好き

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但馬オサム『韓国呪術と反日』(青林堂)
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 実にユニークな観点、すなわち性倒錯、未熟な恋愛というアングルから韓国の反日病理を解剖した本である。


 従来の韓国論といえば、黒田勝弘、加瀬英明、呉善花、黄文雄、石平、室谷克実、古田博司、豊田有恒、池東旭ら各論客たちの名前が浮かび、また分析も独自な方法によった論究がなされているが、基本的には似たりよったりの所があった。


 日韓関係のねじれを、本書のような「想定外のアングル」から論じる人が出てきたことは驚きだが、その分析が従来の歴史的、思想的、政治的な範疇をいきなり飛び越えて、独自の手法で韓国人の本質に迫ろうとする試みなのである。


 つまりエロスと呪術、キリスト教をなのる偽カルト集団。変態関係という、正面から誰も取り上げそうにないテーマを俎上に日韓関係を解き明かすと「SM共依存関係」がうまれるというのである。


評者は面白く読んだのだが、おそらく本書は保守論壇で、まともに取り上げられないだろうと予測される。だから評者は大まじめに書く。


韓国企業は欧米進出に際してコマーシャルに「力士、忍者、富士山」を多用し、あたかも日本のイメージを付着させて製品を売り歩く。


全世界で展開される寿司バアや日本料理=健康食という好イメージに便乗して、寿司のまがいもの食堂を経営するのはたいがいが韓国人だ。欧米に限らず、ドバイで、シドニーで、バンクーバーで評者も目撃してきた。


そうでありながら、サムソンは欧米のアンケートで、サムソンが日本企業だとおもわれることが癪だというのだから、滑稽である。


但馬氏はいう。
「日本企業のブランドイメージに便乗して商売をしておきながら、今更、日本企業と間違えられるのは困るというのもずいぶんと滑稽な話のようにも思えますが、これが韓国なのです。日本が嫌いといいながら、その嫌いな日本になりすますのが彼らなのです」


この病理の原因は韓国人の歴史観的な思いこみ、つまり大陸、半島、島国という序列で、日本より自分たちは上であり、アジアで弐番手はつねに日本でなくて韓国、だからなりすましはその代理行為となる。


なるほど、評者(宮崎)らは、小中華思想に徹底する韓国の、あまりな「事大主義」に注目し、その歴史認識のDNAにしみ込んでいるのは、中国(大国)への迎合、阿諛追従、その反動として日本を徹底して小馬鹿にするという行為と踏んできたが、もう一ひねりすると、そういう世界が見えてくるわけだ。


但馬氏はたとえば、韓国人は下着や歯ブラシを共有し、それが親密度だと自己認識するため、歯ブラシの共有をいやがる、というより同性愛かとうたがう日本人を同一視できない異物と捉える。


「韓国が何かに付け、日本の足を引っ張ったり、さまざまなかたちでわれわれの神経を逆撫でしてくるのも、好きな同級生に振り向いて欲しくてわざと意地悪する小学生の心理に近い」


「嫌われることが相手との関係性になってくるのです。無関心でいられるよりは、百倍も相手とつながっているという安心感を得られるのです。これはまだ恋愛というものを認識できていない未分化の感情」なのだという。


一方、韓国の宗教は儒教全盛ではなく、一人一党的なカルト宗教が横溢しており、呪術が混交している。罪はクライムではなくsinであり、日本には永久的に「恨」を抱く。


かくして本書は日韓関係をひもとくキーワードにエロス、リピドー、性衝動、トリオリズム、SMという、従来の韓国学者やジャーナリストが使わない語彙を多用して、倒錯した日韓関係を谷崎潤一郎の「痴人の愛」や、マゾッホ、そして芥川龍之介「藪の中」などを比較しつつ、やっぱり団鬼六の登場となる。


よみおえて抱いた感想はといえば、そうそう、猟奇的作品の『家畜人ヤプー』を最初に高く評価したのが、かの三島由紀夫だったことだ。
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