月に7冊読むには週に2冊読まなきゃと読書初心者の俺は「読まなければならない」とまだまだ追われる脳みそだ。
本来なら本屋に行って読みたい本を見つけたり読みたい衝動にかられるはずだが、まだまだ読書の未熟者。
残り3日で1冊読まなければいけないから、読みやすい本ないかなで探してしまった。
そんなことでは読書の意味はないと思ったが読書なれするまではこんな事があってもいい。
同時に何冊か読み進めているが今週中に終わる気配がないのでとりあえずサラッと読んだこの本を紹介。
小林昌彦著
『スリーポイントジョーク 5秒で蘇るユーモアと反骨精神』
家には談志師匠が集めたジョーク集「家元を笑わせろ」や「イギリス人のユーモアジョーク集」などのジョーク本はいくつかあるが、スリーポイントジョークという聞きなれない物だったので手に取った。
中を見ると
万歩計
・一千歩はお買い物
・二千歩は散歩
・二万歩は徘徊
といったお題にそって三段落ちというスタイルのジョークがずらっと並んでいる。
ジョークではよくある手法だがこればかりを並べしかも著者が考えたものとは興味深い。
「はじめに」から
日本人は落語や漫才など笑いを楽しむ民族だがジョークが日常生活に溢れているとは言い難い。何かの会合での挨拶でも冒頭に軽いジョークで座を和ませるのは稀だ。
確かにそうだ、こんだけテレビなどバラエティ番組で溢れているのに不思議だ。国民性かもしれないが日常生活もジョークに溢れていれば本当楽しいと思う。
そう言いながら芸人の俺でも「ジョーク」を日常生活であまり言っていないのでこの本をみてヒントを見つけようと思った。
この本のスリーポイントジョークは面白い物から面白くないもの、感心するもの、わかる人にはわかるものがある。
213個あった中で良かったのはこれかなぁ。
嘘つきはなんになる?
・アメリカ 弁護士
・日本 政治家
・中国 嘘つきはいない
そして213個のジョークの後に注釈付きというのがあったが、スリーポイントジョークを言った後にコラム的な物を書いたものだった。
俺的にはこっちの方が為になって面白かった。
世界で1番安全と言われているもの
・ドイツ メルセデスの車
・スイス 銀行の個人口座
・日本 オカモトのコンドーム
中国からの観光客の隠れた爆買い商品らしい。一人っ子政策もあるし薄くて安全なのは確かに売れるだろうな。
遺体と死体の違い
身元がはっきりとしている場合は遺体、そうでない場合は死体。日本人は生きていても死んでからも自分の身体は自分だけのものではなく、次の世代に引き継がれながら生き続けると考える。
キリスト教は死んだら肉体と魂が分離して魂は天国に行くと説くから、死んだ瞬間から肉体は物体になる。
などなど。
へー。と思う事がいっぱい書いてある。
この本はジョーク集としてはそうでも無かったが博学のおじさんとお酒を飲みながらジョークを交えながら色んな事を教えてもらっている感覚で楽しかった。ひとり酒のお供にどうでしょう。
薄っぺらいが役に立つもの
・ヒートテック
・オカモトのコンドーム
・高倉の読書感想
こうなれる様に日々勉強。