9月28日(月)のセミナーの
大まかな内容や様子などはこちらの記事で紹介されています。

■ちゅうつね【パートナーシップとブログを人生に活用するという事】
- Colors社長 経沢香保子「人生を味わい尽くす」blog


今日も、ちゅうつねカレッジを覗いてみて、ババババーッと浮かんできたことのつづきを書いていきます。

※ちなみに10月27日から今月のメンバー募集をしているようです。

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パソコンを手に入れた私は、

ホームページを開設して、コラムを書きはじめました。


ホームページはだんだんアクセスが増え、
設置した掲示板にも書き込みをしてもらえるようになりました。

固定の記事のほかに、日記も更新していたため、

常連さんもできました。


ホームページを立ち上げてから数カ月後、

またまた大きなきっかけとなることがありました。


大学を出て、わりとすぐにバイトした会社で

私のことを目にかけてくれる愛妻家の上司がいました。


その上司は私のことを、他の社員に

「こいつは、できる女だ!」

と言ってくれたり、

「お前は、俺らの頼んだ仕事をするだけじゃなくて、

俺らに仕事を依頼している企業の意向まで

考えながら仕事をしてくれるのがいい」


と認めてくれて、

現場でバイトの人達をまとめる仕事に抜擢してくれたり、

内勤など、いろいろな仕事をまかせてくれたのでした。


私は、

「会社に『雇ってよかった』と思ってもらいたい!」

と、はりきっていて、

明るく、元気でさわやか、

はい!と返事をして、素直にパパッと効率的に動く、


を意識していた結果、

高い評価を得ることができたようでした。


ずっと自分のことを

「社会不適合で、人の下で働くとか、会社で働くとか無理」

と思い込んでいたのですが、


私も人の下で働けるんだ・・・

よい部下になれるんだ・・・

けっこう使える人材なのかもしれん・・・



と、自分への認識が大きく変わり、

ちょっぴり自信がついたのでした。


その上司とは、その会社で働かなくなってからも、
たまに連絡を取り合っていました。

ある日、

きっかけや話の流れはまったく覚えていないのですが、

その上司が、私にすごく長いFAXを送ってきました。

(どうしてメールではなくFAXだったのかを考えてみたのですが、
私がパソコンを買ってから、
連絡をとっていなかったためだと思われます)


FAXを要約すると、

「ちょっと自分ができると思って、調子にのるな!

お前は優秀だけど、バイトとしては優秀、というレベルなんだ。

社会人としてのスキルは全然持っていない。

これからちゃんと社会人のスキルを身につけないと、

お前が下だと思っているやつらに、どんどん追いぬかれるぞ!」


のような内容だったと思います。


私を認めてくれているからこその熱い助言だったのでしょう。

しかし、私はそれを読んで、


はぁ~~~!!!!????

社会人のスキルって、なんですか!?

そんなもん、最初からいらないっつーの!

誰が優秀な会社員になりたいなんて言いました!?

死んでもそんなもん、なりたくねーから!!!

追いぬくとか追い抜かれるとか、知らねーよ!!

こっちは、そんな価値観で生きてるんじゃねーんだよ!!



と、

勝手に決めつけられ、勝手に否定され、

的はずれなアドバイスをされた怒りでワナワナ震えました。


そして、こちらも長文のFAXを書いて送りました。


「そう見えないかもしれませんが、

私はずっと苦しんで生きてきて、

今も、こうして生きているのがやっとなのです。

優秀な社会人になんて、なる気はありません。

今、生活するために働いているだけなので、バイトでいいんです。


私がやりたいのは、

自分がしてきた苦しい思いを、同じような思いをしている人に伝えて、

楽になってもらうということです。

すでにホームページを作っていて、コラムを書いています。

将来的にしたいのは、本を出すことです!」



詳しくは忘れましたが、大意はこのようなものでした。

すると、その上司から電話が来て、


「なるほど、わかった。

じゃあ、『まぐまぐ』っていう言葉を検索してみて。

メールマガジンっていうのが誰でも出せるんだよ。

俺も出してるんだ。

お前も出してみろよ」


と教えてくれました。

(ありがたいのう・・・。また書きながら涙ぐんでしまった・・・)





私は

「調べてみます。やってみます」

と言って電話を切りました。


ちょうどその頃、

私がいろいろと考え、発見した、

人生の本質や真実(内容は忘れました)を、

母親や彼氏に熱く語って、

「ふーん・・・。

そんなことより、明日何食べたい?」


のようにスルーされ、


くそっ!

この画期的な発見の素晴らしさがわからないなんて!

意識の低いブタめらが!

ちゃんと聞けよ!



と悔しくてイライラしたことが重なりました。

そして、思ったのです。


身近な人に無理やり聞かせようとするからいけないんだ。

私の周りにはいなくても、

世の中には、私の発見を

「こういうことが知りたかった!」

と喜んでくれたり、

役立ててくれる人が、たくさんいるはず。


私の書いたものを、誰でも読める場所に置いておいて、

読みたい人が読めるようにすればいいんだ!

よし、メールマガジンを作ろう
、と。


それから、

何日かかけてテーマやタイトルを考え、準備をして、

メールマガジンをスタートさせました。

「ヤングある」のテーマで、このブログでも一部ご紹介していますね)


当時、まぐまぐはできてまもなく、

メルマガというものを知っている人も少なくて、

その中で私のメルマガは少し話題になり、

テレビや、まぐまぐ公式ガイドブックなどでも紹介されました。


そして、大きなメルマガの作者と友達になり、

オフ会やイベントのゲストとして呼んでもらったりなど、交友も増えました。

オフ会やイベントでは

参加者から「メルマガ読んでます。握手してください!」と言われたりして、

ちょっとした有名人気分を味わうこともありました。


小中学校では嫌われまくり、

高校は人が怖くて中退し、

いい年をして就職もしていなくて、

親からお金をもらって生きているゴミクズの私が、

自分の経験や考えたことを文章にして発信することで、

見知らぬ人たちから

「いつも楽しみにしています」

とか

「もっと読みたいです。たくさん書いてください」

とか言われるようになり、


「私も人の役に立てているんだ・・・」

「私にも生きている意味があるのかも・・・」



と実感できる瞬間を、

ときどき味わうことができるようになったのでした。


しかし、私の中には相変わらずモヤモヤがありました。


いくら書いても、ファンができても、

1円にもなってねーんだよ!

結局、親からお金をもらっているプータローのままなんだよ!



そう、お金に関しては、まったく変わっていないのでした。

ホームページやメールマガジンにいくら情熱を注いでも、

いくら喜んでもらっても、

いくら読者が増えても、

全部、無償。

イベントの出演料はもらいましたが、
テレビも雑誌もノーギャラです。

読者の中に大手出版社勤務の人もいて、
「ぜひ本を出してほしい!」と言われて
偉い人に会わせてもらったりもしましたが、
出版は実現しなかったのでした。

(今思えば、本を出すには、圧倒的に実力不足でした)

だから私は、

相変わらず生活のために働かなくてはいけなかったのです。


「文章を書くことでお金を得たいなあ・・・

それで生活できたら、最高だよなあ・・・」


と、ずっと思っていました・・・。


次回からは、

ビギナーズラック時に
神様からのプレゼントに抱き合わせでついてきた
悪魔からのプレゼントの話と、

アイちゃんとの、次の商売の話をします。


つづきます・・・