こだわりが強い人は出世しない。
これは今までの人生経験で強く思ったこと。
自分もこだわりの強い人間だと思う。
自分が格好いい人間になりたいというこだわり。
「その為にはどうすればいいか」ってことにたくさんとらわれてきたように思う。
服を脱ぐ時は最初に靴下を脱がなきゃいけない。
こんなこだわりがあった。
ジンクスや癖なんかではなくてそうしなければいけないという使命感から。
なぜなら自分は「ロックシンガー」だから。
そんな「ロックシンガー」こだわりにずいぶんと悩まされてきた。
どんなに寒くてもモモヒキをはいてはいけない。
お酒は水割りで飲んじゃいけない。
「有名人の誰々さんに似てますね」で喜んじゃいけない。
むしろ怒らなきゃいけない。
あと一歩押せば目の前の女性がオチる時でも絶対に媚びてはいけない。
そもそも女の子をおっかけちゃいけない。
他にもたくさんの「自分ルール」があったし、今も残っているものもある。
最初のテーマに戻るけど、たくさん生きてこれたけど、それじゃダメだ、今のままじゃダメだって部分もたくさんあったから自分を振り返ってみた時に、何を残したいかって思った。
それは「格好いい人間になりたい」だったし、「歌を歌っていきたい」だった。
自分の中の「ロックシンガー」のルール、というより価値観も変わってきた。
今年はチャレンジの年で、今までやってないこともたくさんやったけど、それでも変えられない部分はあるし、これからもある。
でも大事なことを前よりも的確に見定められるようにはなったと思う。
変化、破壊、創造。
とても大切なこと。
ただそれでも。
モモヒキは絶対にハカない。