本年も、年度が変わる前に桜巡りに向かったゾ――
本年の最初は、いきなり“桜坂”から――
相も変わらず、綺麗に咲き誇っていたゾ――
さて――本年は、昨年之“一字”であった『北』を御題として櫻巡り――
――おっと、今回はそれほど時間がないようであるので、急がねばナ――
北上し、中目黒へ――
観るならば、やはり目黒川で御座ろう――
この時間帯に、とんだ“奇跡”も――
よくは見えぬが――御覧の通り、川に向けて強風と共に巻き起こった“櫻吹雪”が――
なかなか拝めぬ瞬間で御座る
先を急ぎ、一路渋谷へ――
先ほどの幟(のぼり)にもある通り、この瞬間(とき)は『桜まつり』が行われていたようで…
到着時は一部散り始めてはいたものの、既に満開状態
――しかし、ここの坂の正式名称が『渋谷桜丘(しぶやさくらがおか)』というものであることを初めて知る
さて一通り坂上坂下を見た後は、一路さらに北へ――
さて…ここは何時もの進路とは明らかに違う――
当然、ここは拙者も今まで足を踏み入れたことはない――
謂わば、此処(ここ)は"未知之領域(みちのりょういき)"――
その正体は此処、『新宿御苑(しんじゅくぎょえん)』――
今より九年ほど前、伝説之集団の一人が開花の頃合に御花見なされた場所で御座る
液晶写真機(俗に謂う『デジカメ』)を所有している今、行ってみるのも悪くないと思い即日出陣したものの、その時既に入口は閉門していたという…
実に『素晴らしい"悲劇"』だ
…それもその筈(はず)、この新宿御苑は十六時をもって受付を終了し、三十分後には完全に閉門するという――
拙者が到着したのは十七時前後――そりゃ間に合わぬわ・・・
頁が綴りきれなくなってきたので、次頁に続く――
【次頁行きの連絡口】