「ジュラシック・ワールド」 ( 原題:JURASSIC WORLD )
監督 : コリン・トレボロウ 2015年 アメリカ
製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ、 トーマス・タル
キャスト :クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード 、タイ・シンプキンズ
スピルバーグの代表作『ジュラシック・パーク』(1993年)から22年後に制作
された『ジュラシック・ワールド』を観てきた。現在は『アバター』『タイタニック』
に続く、世界興収第3位を記録しているという。
映画「ジュラシックワールド」は、恐竜のアトラクションのあるディズニーラン
ドにでもいってきたような感じだ。『さらに迫力満点の、恐竜対恐竜の格闘
技を観てきた。』と、いうような想いも抱いた。ぼくが子どもの頃に観た怪獣
映画の面白さにも通じる。
恐竜のリアルさは、あらためてすごくて、細部まで完璧にできている。頭の中
で想像するものは、ほとんど全てをコンピューターグラフィックは、イメージ化
できてしまうのであろう。だから、ジュラシックワールドの主人公は、どでかい
恐竜たちで、それが暴走したときにあわてて立ち向かう人間が実にちっぽ
けで非力だという事を感じてしまう。
映画のなかでは、もちろん恐竜だけではなくて、個性的な人間も出ている。
恐竜を観る為にあそびに来た子供達のおばさんでかつジュラシック・パーク
責任者のグラマラスな女性のクレア。また、彼女のかつての恋人?に、飼育
係で筋肉隆々の男性、オーウェンを持ってきて、二人とも無駄にお色気ムン
ムン。
クレアとオーウェンは暴走した恐竜の対策での活躍でめだってはいるものの、
やはり恐竜の迫力の前では霞んでしまうというもの。
ところで、ぼくは、映画監督のインタビュー記事が好きでよく読む。ジュラシッ
クワールドの監督:コリン・トレボロウは実に前向きに映画に向かっているの
が、東洋経済オンラインの記事から読み取れる。以下、そこから一部抜粋。
――ご自身では、なぜあなたがこの大作に抜てきされたのかと考えています
か?
これはたぶん、スティーブンと僕が同じ哲学を持ち合わせているからだと思う。
それはつまり、観客を愛しているということ。生きていく中で誰しもストレスを
抱えているわけだし、フラストレーションがたまることもある。
でも少なくとも映画を見る間だけはそこから逃避することができて、そして見
終わった後はよりしあわせな気持ちで劇場を後にしてほしい。スティーブンも
僕も、そのことを何よりも優先しているんだ。
――あこがれの人と仕事をすることになり、その作品が世界中で大ヒットを
記録したわけですが。現在の心境はいかがですか?
とにかくこの状況には非常に満足している。ただし、今回の世界を生み出した
のは、原作者のマイケル・クライトンであり、オリジナル版の監督を務めたス
ティーブン・スピルバーグでもある。だからいつかは自分で作った完全にオリ
ジナルの世界を生み出してみたい。僕はやはりそういうフィルムメーカーにあ
こがれているので、そういうチャレンジングなことをやりたい。ヒューマンドラマ
だってやってみたい。
今取りかかっている次の作品は、まったく違うジャンルの作品だし、とにかく
リスクの高いことにチャレンジしたいと思っている。それは失敗するかもしれ
ないけど、でもそれが成功への道だと思う。もちろんそのためには学ぶべき
ことはたくさんあるが、僕にはまだまだやりたいことがたくさんあるんだ。
参照:「ジュラシック・ワールド」は何がスゴイのか
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