この土日は、主に乳がん術後のお客様が中心にお越しいただいている、
月一度の出張マッサージでした。
乳腺専門の知人のお医者様からご紹介頂いて、
術後の患者様方にリンパマッサージをさせて頂いています。
ご存知の通り、乳がんの手術では、ほとんどの場合、
脇の下の腋窩リンパ節も切除をします。
リンパ管は全身を巡っています。リンパ節はその途中に位置し、
関所のように、流れてきたリンパ液をチェックし、
老廃物など身体に不必要な物体の処理、ろ過をしてくれます。
腋窩リンパ節は複数あるリンパ節の中でも、
多くのリンパが流れ込む重要なリンパ節になっています。
手術によってこのリンパ節がなくなると、
そこで老廃物を含むリンパが行き止まりになり、
滞ってしまうとともに、
どんどん渋滞となり全身のリンパの流れも悪くなってしまいます。
その為腕などの脇リンパ近くの部位を中心にだるく重くなったり、
疲れやすい、目に見えて太さくなるほどのむくみにつながったりします。
これを解消、あるいは防ぐために、
全身のリンパの流れを良くするマッサージや、
脇付近の行き止まりとなったリンパを別のリンパ節に誘導してあげたりします。
私の場合は、腕の経絡を流し、老廃物などに付帯する「邪気」を手先から絞り出す
という「排毒」の手技も取り入れていきます。
ちなみにこれらの症状は、乳がん患者様に限ったことではなく、
私たちも
・疲労でリンパの流れが滞ったり
・老廃物がリンパ節に溜まったり
することで、
疲れやすくなったり、
身体がだるかったり、重かったり、
頭痛や
冷えやむくんだりします。
これを解消するために、セルフマッサージや
マッサージサロンを活用したりします。
まだまだこれから、乳がんのことや、伴う術後のリンパドレナージュのこと、
勉強していきたいと思います。