さろん楓ふなだまほです。
いつもありがとうございます。
今週は、奈良吉野からやってきた
檜と和紙の夕陽色の「あかり」に
照らされた日々でした。
今、白金台の美容室Prospectで
坂本尚世「吉野あかり展」
開催しています。
⇒ ここ
この美容室、私がここ6-7年お世話になっているのですが、
ギャラリーを兼ねているんです。
「人のご縁を繋ぐ」美容室なんですね。
カットをお願いしなくても
あかりだけご覧になることが可能です。
お電話してからだと確実かも。
こーんなふうになってます。
モダンな内装の美容室ですが、
あったかい自然素材と互いを活かしあって
心地いい空間が生まれています。
1/8(火)は、作家の坂本尚世さんが来られて
吉野名物柿の葉寿司などをいただきながら
オープニングパーティ。
そして、翌日9日は、さろん楓主催あかり作りWSでした。
さろん楓としては、久々のアート系企画。
はじめましての方、お久しぶりの方、
この日のために早くからお休みを確保していた方。
企画当初から「私は参加者になります!」と
宣言してやまなかった事務局森さんも。
嬉しい集まりとなりました。
まず、手作業に集中することが気持ちいい。
現代の大人は、そういう時間を
なかなか持てなかったりする。
集中して創ることって、楽しい、充実する。
達成感もある。
でも、作ったはいいけれど。
できあがったものをもてあますことって
ぶっちゃけのところ、ありません?
たとえば、私、かつて、ジグソーパズルが好きでしたけど、
製作中の高揚感と裏腹に、作り終わると複雑でした。
時間とエネルギーをかけた割には
一瞬の達成感だけで、あとの扱いに困る。
糊付けして、額に入れたところで、
ずっと飾っておきたいかというとそうでもなかったりする。
その点、このあかり作り、
吉野という地で生命を賜った檜と和紙という自然素材の性質を
最大限生かして創るそのプロセスよし、
できあがっては、自然素材の呼吸する癒しランプになる。
これまたよし。
というわけで、私のような「もったいない根性」満開の
主婦でも納得!のWSなわけですよ(笑)
★ ★ ★
こちら檜のスライスなんですね。
ケミカルな加工を一切施していませんから、
自然のまま。
100%こうぞの手漉き和紙。
これ、薄いのですが、ものすごい強度。
ひっぱっても簡単に破れない。
繊維が絡みあっているからなんですって。
これを切って張り合わせていくのですが、
和紙を切るときは、筆に水を含ませて線を引くと…
あらあら、あんなに強い紙が
ほろほろっとほどける。
ふわぁ~っと力が抜けてひらいていく…。
ちょっとセクシーでしょ?
この水切り、
慣れて調子が出てきた頃に終わっちゃうんですけどね。
私が以前の体験を記事にしたのですが、
⇒ こちら
それを体験してみたくて参加されたという方もいらっしゃいました。
そして、満足のご様子でしたよ。
切り絵などで飾っていく作業は、
それぞれのクリエイティビティ爆発の時間。
誰一人、同じものを作る方はいない。
こうして出来上がったのがこちら。
点灯式です。
このあかりをつけたあったかい雰囲気の中で
おやつを頂きました。
抹茶と黒豆の蒸しパウンドケーキ。
あらら、また写真がないですねー。
呼吸する自然素材のままのあかり。
この寒い時期、皆さんのお家で
温かい場を創りだしてくれていることと思います。
尚世さん、そして、ご参加のみなさま、
ありがとうございました。