筍のポタージュ | サリーの「おいしい」を科学する料理塾

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だいぶ暑くなってきて空気が初夏の色を帯びてきましたね。
走りの鱧も出始めてもう春も終わり、といった感じ。
昨日はお気に入りのイタリアンのお店で、
春の名残、筍とホタルイカをいただいてきましたが、
そう、筍の季節もあと少しです。

以前の記事、「焼いたり煮たり竹の子三昧」で、
今度紹介しますね!と言ってそのまま紹介し損ねていた筍のポタージュ
時期が終わってしまう前に紹介しておきましょう。



筍のポタージュ

材料(2人分)
筍(水煮にしてアクを除いたもの) 200g
牛乳   100ml
だし汁  100~200ml
バター  15g
白味噌  大さじ1~2
塩    ひとつまみ
木の芽  適宜

1.筍を炒める
筍を1cm各のさいの目に切る。
鍋にバターを熱し、筍を加え、中火で5分ほど炒める。
2.ミキサーにかける
だし汁を100ml、白味噌大さじ1、塩ひとつまみを加えてミキサーにかける。
鍋に戻し、牛乳を加えて温める。沸騰するかしないか程度で。
ドロドロしすぎていたらだし汁を適宜加えてのばす。
味見をして、薄ければ白味噌を加えて味を調える。
3.盛りつけ
器に注ぎ、仕上げに刻んだ木の芽を散らす。



お吸い物に木の芽を使うときは、茎についたまま浮かべますが、
ポタージュにつかうときは刻んで使うのがオススメです。

お吸い物の場合はお椀に直接口をつけて飲むので、
飲むときに鼻が液面と木の葉に近づきますが、
ポタージュはスプーンですくっていただくのでそういかないのです。

かといってすりつぶすと青臭さが出てしまうので、刻むのがちょうど良さそう。
細かい欠片が一口に1つ2つ入って香りを与えるようなイメージです。