私は吸血する蚊とノミ・ダニ以外は、殺さない主義です。家の中に入ってきたそれ以外の虫たちは、なるべく生きたまま捕獲し、外に出しています。(ゴキブリもできれば外に出してやりたいのですが、見つけると夫が瞬間冷凍剤を振りかけて袋に密封してゴミ箱に捨てます。それ、外に出したらみんなが迷惑するからと。)
そんな私は、外でもよく虫を助けます。
道路や建物などで人や車に踏まれそうなところを歩いている虫たちは、ティッシュなどで捕獲して草むらに移動させたりはしょっちゅうですが。。。
先日の2つの葬儀会場でも、虫と遭遇。今回は、そんなお話です(^~^)
伯父の葬儀では、私は葬儀会場に宿泊しました。夜、トイレに行った時、ダンゴムシ(まる虫)が歩いているのを発見しました。このままここにいると、誰かに踏まれてしまいます。それで、ティッシュで捕獲。
外に出してやろうとしたら、夜中だったため、葬儀会場の自動ドアには鍵がかかっていて開きませんでした。仕方ないのでティッシュにくるんだまま、壁際において寝ました。
朝、起きてまず、ダンゴムシを外に出してやろうとティッシュを見ると、空っぽでした。ダンゴムシは夜のうちに脱走してしまったのです。
その話を伯母にしていました。
すると1時間くらいたった時、伯母が「まいちゃん、これじゃない?ここ、歩いてるよ!」とダンゴムシを発見して報せてくれたのです。
それは私たちが宿泊した和室の部屋ではなく、その隣の葬儀会場の床の上でした。一晩でダンゴムシは数メートルも歩いて移動していたのです。
そのダンゴムシを再びティッシュでくるんで、今度は無事、外の茂みの中に移動させることができました。
その次に出会ったのはアゲハチョウ。伯父のこの世で最期の場となった火葬場の入り口辺りで蝶がバタバタとあえいでいました。
夫が「最期の力を振り絞ってなんとか飛ぼうとしてるんだ。。」
でも、そこは火葬場の建物の入り口付近です。そのままそこでバタバタしていたら、誰かに踏みつぶされてしまいます。もう死を目前にしているかもしれないアゲハチョウでしたが、生きたまま踏みつぶされては可哀想です。
なんとか捕獲しようとしたのですが、バタバタしすぎてて羽を痛めてもいやなんで、ハンドタオルであおいで、蝶を茂みに誘導することに成功しました。
そして最後は、ご近所の葬儀会場の入り口で、カナブンが仰向けになって足をばたつかせているところを発見。起き上がれないようでした。
私は葬儀会場でいただいた使い捨てのウェットナプキンでそっとつかんで、茂みに連れていってやりました。カナブンを白いウェットナプキンでつかんだ時、一瞬、カナブンについていた極小の無数の虫たちがワット広がって焦りましたが。。。まぁ、君たちもここにいたら踏まれるからとそれらも含めてナプキンでくるんで移動させました。
異常ですか?私??
でも、見つけると放っておけないんですよね。けして爬虫類が好きなわけではありませんが、彼らも命ですから。
しかし、今回は2つの葬儀会場と火葬場、私が行くところ、必ず助けが必要な虫ありで。。びっくりでした。
魂の化身だったのかしら??
犬猫だけでなく、虫もね命ですから、助けちゃいます。