花火に対する規制、レッドフラッグ、森林火災 | ニューヨークからのエアメール        ~ever since~

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滞米歴約30年。アメリカ国籍。外国人として日本で長期滞在ビザ取得。父の介護を経て、日本に家族で住み始めた現状で、かなりのカルチャーショックに陥ってます。

明日、7月4日はJuly 4th (インデペンデンスデイ・独立記念日)
判りやすく書くと、つまり、アメリカ合衆国のお誕生日なのだ。

なので、この日は、多くの人たちが花火をあげてお祝いする。
各地で盛大な花火大会も行われる。

だが、気をつけなければならないのは、
アメリカでは、州ごとにFireworks(花火)が規制されており、
それを取り締まる法律がある。

花火が禁止されている州で花火を個人的に行い、
警察に見つかるあるいは、誰かに通報されれば、罰金となる。

個人の花火が全面的に禁止されている州もあれば、
花火の種類によって、禁止されている州もある。

デラウェア、マサチューセッツ、ニューヨーク、ニュージャージー州
は花火が全面的に禁止されている。(もちろん線香花火も駄目!)

CPSCの詳細:
 http://www.cpsc.gov/cpscpub/pubs/012.html

州ごとの花火に関する法律の詳細を調べたい人は、
Fireworks at law の次に調べたい州名を入れて検索するとよい。

更に今年は、各地で記録的な森林火災が発生しており、
通常、花火が許可されている州でも、花火を控えるように
呼びかけている州もある。

特に気象庁にてレッドフラッグが発令されている地区での
花火は大変危険であり、大火災を引き起こしかねない。

気象庁が発令する”レッドフラッグ”というのは、
異常乾燥、強風という悪条件によって、火災発生率が
とても高くなっている状態を意味する言葉である。

アメリカの森林火災の殆どが、人為的なものが原因となっている。

煙草の投げ捨て、キャンプファイヤーの不始末、花火、蝋燭、
交通事故で発生した火災、工事などで発生した火花などが
乾燥した草に燃え移り、風にあおられて、大森林火災へと
発展することが多い。

更に、愉快犯による放火も多い。

一度火がつくと、乾燥した草、木が多い地区では
アッという間に燃え広がり、また、風によって火は
火災現場から、かなり離れた場所へと飛び火することもある。

気をつけようね!火の取り扱いには、くれぐれも!!