ペットが活躍する本や映像を紹介しているシリーズ
今回は、漫画「猫のトラジの長い一日」、全2巻です。
ペットが登場する本は、圧倒的に犬が多いです。
本シリーズでも、7割以上は犬に関するものを紹介してきました。
しかし、不思議なことに、猫の本は、数が少なくても、素晴らしい名作ぞろいなんですよね。
最初にご紹介した「夏への扉」は、20世紀のSF小説の最高傑作の一つに数えられていますし
※「夏への扉」では、ピートという猫が大活躍します。
映画化もされた有川浩の「旅猫レポート」は素晴らしい大傑作でした。
「通い猫アルフィー」「じいさんと猫」、いずれも傑作です。
まだご紹介していない本ですが「100万回生きた猫」という絵本も超有名ですよね。
そして、今回ご紹介する「猫のトラジの長い一日」も、心を打つ名作です。
作者の体験談、エッセイ風漫画として描かれていて、
愛猫のトラジの最期の日を描いています。
回想で、トラジを引き取った日や、
病気がわかり、余命宣告を受けてからの闘病の日々が描かれています。
それらをはさみつつ、最期の長い一日が描かれています。
猫を飼っている人はもちろん、犬を飼っている人も、涙なしには読めない作品です。
ペットを愛する人なら絶対に共感と感動がある本です。
強く強くお勧めできる1冊です。