昨年の予算の質疑の中でも質問した ファミサポホームについて、今回も質問しました。


ファミサポホームの詳細は昨年の予算の質疑のほうを見ていただけたらと思いますが、従来やってきた「ファミリーサポート」という、手伝ってくれる会員にこどもを預けるしくみをより使いやすくするために、区立施設でマッチングするというもので、2015年度からスタートしています。

今回も質問時間が限られているので、内容的にあまり十分ではありませんが、今年度やってきた現状と今後の課題について質問しました。


子育てをしている私の友人たちの話を聞いていると、保育園に預けているのではない場合、幼稚園に入るまで人にこどもを預けるということがハードル高く感じるのだなぁ、と思います。

「こどもが預けられるのを嫌がっている様子を見ると、そこまでしなくても良いかと思ってしまう」という話を幾度となくうかがいました。


だけど、子育てをすべて親が担うのではなく、外に向かって開いていくことは、親にとってもこどもにとっても良いことなのではないかと思います。他の大人がどんなふうにこどもと関わりを持つかを見る機会という意味でも。


そうはいってもやっぱり初めて子育て支援を利用するにはハードルが高いと感じてしまうこともあると思いますので、最初のきっかけづくりを工夫していく必要があると思います。

そういう意味では、来年度から保健相談所で預けられる場が作られるということは、他に用があって行ったときに知るきっかけをつくることができるという意義があると思います。


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(かとうぎ桜子)

子ども家庭支援センター維持運営費に関連して伺います。


ファミサポホームですが、今年度は4ヶ所で実施されて、来年度は箇所数の充実を図るということですけれども、まず、今年度の実施状況について伺いたいというのが1点目です。


そして、保健相談所での実施ということで、保健相談所に用事があって来られる方の使い勝手など、メリットもあると思いますけれども、どのように実施場所の選定をされたかに

ついて伺います。


(練馬子ども家庭支援センター所長)

今年度7月からファミサポホームの事業をさせていただいております。現在は月に2回~8回という形になっておりまして、なかなか事業の日数が拡大されないところです。そういう中で、大体月に12組~13組のご利用があると考えています。


拡大のご要望もございますし、保健相談所については、保健相談所の相談業務において、母子分離が必要な時などに利用していただくことも可能となることから、保健相談所に来年度は実施をお願いして、連携してまいりたいと考えています。


(かとうぎ桜子)

子育て支援サービスを初めて利用される方は、ハードルが高くところもあると思いますので、ぜひ、実施場所などをさらに工夫していただければと思います。