「協働推進拠点」については昨年秋にも質問をしました。詳しくはこちら をご覧ください。


協働推進拠点についても来年度から新しくなる地域福祉・福祉のまちづくり計画に記載されているため、今後どのように取り組んでいくかを今回は質問しました。


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(かとうぎ桜子)

福祉のまちづくり関連経費の協働推進拠点事業委託料について伺います。



この委託料は、今回の予算では約318万円で、2015年度の当初予算と比べると50万円ほど減額されているのですが、その理由をお聞かせください。



(建築課長)

福祉のまちづくり協働推進拠点事業は、区民、事業者と協力して、福祉のまちづくりを進める取り組みであり、区立施設の設計の際に、障害のある方などからご意見を伺う意見聴取事業や設計者や建物オーナーなど、そうした事業者を対象とした研修会を開催するなどの事業を進めています。



来年度の当初予算の減額分につきましては、今年度に比べまして、意見聴取事業の対象となる来年度設計の区立施設の数が今年度より減少したことによるものです。



(かとうぎ桜子)

区立の公園や施設の整備に当たっての意見聴取事業の対象となる件数が来年度は少ないということが影響しているということですけれども、この協働推進拠点事業は、この意見聴取事業以外にもハード、ソフト面での取り組みを進めるための啓発など、役割があると思いますし、そのことは計画にも位置づけられているかと思いますけれども、福祉との連携も含め、今後どのように充実させていくかお聞きします。



(建築課長)

この事業は、建築課と福祉部管理課が緊密に連携して進めているものです。意見聴取事業につきましては、福祉部管理課が実施する福祉のまちづくりサポーターとして登録され、研修等を受講された区民の方々から設計時に意見を聞き、さらに施設が完成した暁には検証を行って、その成果を確認しております。



そこで得られた情報を整理、蓄積し、次の施設計画の際に生かせる取り組みを福祉部局と連携しながら進めています。これ以外にも啓発活動として、区民や事業者の皆さんと協力しながら進める取り組みを周知していくために、来年度はパネル展の開催や整備事例集の作成など、そういったものを予定しています。



今後とも区民の方々が使いやすい施設の整備を目指して事業に取り組んでまいります。



(かとうぎ桜子)

バリアフリー、ユニバーサルデザインを進めるに当たっては、ハードの面と福祉の観点と両側面が必要になると思いますし、いろいろな機関が関わってくることになると思いますけれども、ぜひわかりやすい形で進めていただきたいと思います。