※この記事で使用する写真が全て横になっております(笑)ご了承くださいませ☆彡
7月7日は七夕☆彡
(もう一日伝統的な七夕が今年は8月9日にあるとの情報がありますが・・・)
毎年、私の母が笹の葉や短冊を用意してくれて、家族みんなのお願い事を実家に飾るのですが、今年は訳あって、我が家に飾ってます
『世界平和』
『STOP温暖化』
『背がたかくなりますように』
『ゆる~い反抗期で終わりますように・・・』
など、織姫と彦星がお願いされても困るよねwという内容のものばかりのなか、
私の目に留まった、一枚の切実なお願いが書かれた短冊が・・・
『水になれますように・・・by ゆとり』
そうなんです、長女のゆとりは自分で水と親しむのは大丈夫なのですが、
人に水をかけられたり、自分のペースじゃなく水がかかることが大の苦手
なので、6月に入って毎年必ず決まって出るセリフが、
「学校のプールやだなぁ・・・」
なのです
1年生の時は、なんだかんだ入りました。
2年生は、なんと、体調不良と悪天候が重なり、一度も入らずに終了w
そして、3年生。
いよいよ、明日からプール開きだ!という日の前夜、お風呂の中でポツリ、
「学校のプールやだなぁ・・・」
でました(笑)
ここでね、親としていろんな返し方があると思うんです。
先日、幼稚園で講演会をさせていただいた際に、ちょうど旬な話題だったので、
みなさんだったら子どもが「学校のプールやだなぁ」と言ったらなんて返すか、
想像していただきました。出てきた返答はこんな感じ。
「入ってみたら?楽しいよ!」
「何をしたら入ってくれるかな?」
「一緒に学校行こうか?」
などなど。
やっぱり心配になっちゃいますよね、子どもが憂鬱な気持ちになっていると・・・。
私も最初に「プールやだなぁ、学校行きたくないなぁ・・・」と長女の口から聞いた時、
『どうすれば入ってくれるか。どうすればプールが好きになるか』
を考えたものです。
でもね、
【一番困っているのは誰か】を整理して、
そして、
【困っている人(子ども)自らが問題を乗り越えるために、親として”聞く”(寄り添う)ことでサポートできる】
という事を、親業のプログラムで学びました。
『学校のプールが嫌だ』と一番困っているのは、ゆとり。
ゆとりの人生で「イヤ」なことが起こったとき、親としてどんな対応をするか、いろんな選択肢があります。
①あれこれ提案をして、スムーズに効率的かつ時短で問題を解決できるように教える
②「分かる!ママもそうだった!!」と同意して、プール嫌な者同士の結束を固める
③「甘えるんじゃない!!」と一喝し、世の中嫌なことを避けて通れないことを説教する
④これは、ゆとりの人生の宿題なんだ。彼女が自分でイヤな気持ちに向き合い、どうしたいかを決めるんだ。だから、親として寄り添おう!と”聞く”ことに徹する
他にも選択肢がありますが、例に出した①~④全て共通しているのは、
【子どもへの愛情】です。
愛しているから、助けてあげたい!教えてあげたい!厳しくしなきゃ!と感じるのだと思います。
だから、どの選択肢を選んでも、良い悪いはないはずです。
根底にあるのは、愛情だから。
私が、子どもが問題を抱えているときにとる対応は、ほぼほぼ④です。
それは、私自身が問題を抱えたときに周りの人にやってほしい対応だから、
そして、今まで”聞く”という選択肢をとることで、
子ども自身が解決する力を目の当たりにして、その度に感動しているから。
「さて、学校のプールが嫌だ」という問題を、ゆとりはどう向き合うのか。
話は戻って、プール開き前夜のお風呂の中での会話です。
ゆとり 「学校のプール入りたくない・・・」
わたし 「学校のプールが入りたくないんだ」
ゆとり 「うん、先生が無理やり水をかけるのが嫌だ」
わたし 「水がかかるのが嫌なんだ」
ゆとり 「シャワーとか地獄だよ。寒いし、いきなり水かけてくるし。」
わたし (小学生の頃、地獄のシャワーがあったことを懐かしみながら)
「シャワーもイヤなんだね」
ゆとり 「入りたくないなぁ・・・」
わたし 「プールのことを考えるだけで気分が落ち込んじゃうんだね」
と、こんな感じで会話をしてお風呂から上がり、寝て、次の日の朝。
ゆとり 「あ~・・・晴れた。プール嫌だなぁ」
嫌な気持ちは変わらず(笑)
延々と「ヤダなぁ」を繰り返し、私も「嫌なのね」を繰り返し、
結局、プールセット一式を持って家を出ていきました。
プール一日目は、入ることにしたようです。
そして、プール二日目。
入って、やっぱり「学校のプールが嫌だ」と確信したゆとりは、
ある行動に出ました。
それは、『悪天候を願う』ということ(笑)
数日前から、プール予定日の天候をチェックするようになり、
心の底から雨が降るように願うのですw
ゆとりの願いが届き、プール二日目は見事、雨で中止!!
そして、プール三日目に事件が起こります
その日の天候は曇りのち晴 高い確率でプールに入れそうな日(笑)
しぶしぶプールセットをもって登校したゆとりさん。
私は、午前中は講演会のお仕事に出かけていました。
お話を終え、13時頃に携帯を確認すると、ゆとりの小学校から着信が・・・。
「お熱かな?!」と慌てて電話をすると、保健室の先生が出て、
「ゆとりちゃん、お腹が痛いとのことで保健室で休んでいました。
今は、もう大丈夫なようで、給食も食べて、5時間目の授業を教室で受けています。」
とのことなので、とりあえず私は帰宅し、ゆとりが帰るのを待つことにしました。
ゆとりの帰宅を待つ間、私の頭に浮かんだ<仮病?!>の二文字。
でも、本当にお腹が痛かったのかもしれない・・・。
私だって、小学生のとき大キライな算数の宿題を前にして熱出したことあるし・・・。
プールが嫌過ぎて、本当にお腹が痛くなったのかも。
とにかく、ゆとりの目を見てお話しようと思っていると、
「ただいまーー!!!遊びに行ってくる~!!!!」
と、元気よく帰宅するゆとりさん(笑)
胃腸炎とかじゃなさそうで、安心した私は、学校から電話があって心配していた旨を伝えました。
すると、「うん、お腹痛かったけど、もう大丈夫!!」とのこと。
そこで、
【プールがある度にお腹が痛くなって、学校から呼び出しがあると安心して仕事できなくて困るぞ】
と、今度は私自身が問題を抱えていることに気が付きます。
困った人自らが問題を解決をするのがベスト!!ということで、
私困っちゃってます~ということを、ゆとりに伝えたのですが、
長くなっちゃったので、次回につづく・・・
先日、
『親の人生を生きながら、子どもの人生をサポートする方法』という演題で、
幼稚園の保護者向けの講演会を致しました。
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