英語は「3語」で伝わる | 最適性理論(音のストリーム)で英語を覚える

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中山裕木子氏が観光案内にも使える魔法の英会話テクニックを解説しております。

多くの日本人は、文法などを気にしすぎて、英語のコミュニケーションが苦手です。しかし、実はたった「3語」で伝えることが可能です。

コツはたった1つ。主語、動詞、目的語の「3語」を並べるだけ。新しい文法、単語、構文の暗記はいりません。

最新刊『会話もメールも 英語は3語で伝わります』の著者である中山氏に、その詳細を語ってもらいます。

英語が話せたら、
かっこよくありませんか?

 多くの日本人は、文法などを気にしすぎて、英語のコミュニケーションが苦手です。

 しかし、2020年の東京オリンピックを控えて英語熱は高まり、飲食店や観光地では英語表記がどんどん増え、その応対にも英語は必要不可欠です。

 ここで、「3語の英語」をおさらいします。

「私の仕事は英語講師です」。これを英語にするとき、あなたはどう考えますか?

「私の仕事」はMy job...。
「英語講師」はEnglish teacher...。
 そうそう、冠詞のan をつけてan English teacher...。
「~です」にはbe 動詞のis を使って…。

My job is an English teacher.(完成!)

 正しい英語です。ですがこの英語、もっと簡単に、しかもわかりやすくできます。

I teach English.

 文が短くなっただけではなく、直感的にも理解しやすくなっているでしょう。

 コツはたった1つ。主語「I」、動詞「teach」、目的語「English」の「3語」を並べるだけ。

 これだけで大丈夫です。新しい文法、単語、構文の暗記はいりません。

 この「3語の英語」を使えば、観光案内も日常会話もカンタンに、しかもわかりやすくできます。さっそく見ていきましょう。

浅草を案内してみよう!

「浅草は良いところですよ」
You must visit Asakusa.

「私が案内してあげる」
I’ll show you.

「はじめに雷門があります」
You’ll see the Thunder Gate.

「2つの像があります。雷神と風神です」
You see two statues, the Thunder god and the Wind god.

「雷神は、雷を起こします」
The Thunder god causes thunder.

「雷の太鼓を持っています」
He has thunder drums.

「風神は風を起こします」
The Wind god causes wind.

「彼らは私たちを守ってくれます」
They protect us.

「招き猫(ラッキーキャット)があります」
You’ll find a lucky cat.

「幸運をもたらす猫です」
The cat brings good luck.

「観光、どうだった?」
How did you like the tour?

「楽しかったよ」
I enjoyed it.

「楽しかったね」
We had fun!

日常会話もOK!

 観光案内に限らず、いろいろな日常会話も、3語の英語で組み立てることができます。

「風邪を引いています」
I have a cold.

「このカフェ、素敵!」
I like this café!

「間に合わなかった。問題が生じてしまって」
I couldn’t make it. I had some problems.

「薬を飲んでいます」
I take medicine.

「彼女はお酒を飲みません」
She drinks no alcohol.

「その計画、よさそうだね」
I like the plan.

 いかがでしょうか。主語、動詞、目的語の「3語」でありながらも、伝えたいことがクリアに、そして短くなります。

 さて、ここで問題です。「(レストランで)このサラダをお願いします」と注文するには何と言えばよいでしょうか。

「the salad!」ではダメです。主語、動詞、目的語の「3語」で考えてみましょう。

 正解は「I’ll have the salad.」です(pleaseを最後につけても大丈夫)。
haveの代わりにtakeやgetでもかまいません。

 ただ、haveのほうが丁寧でベターです。haveは様々な状況に使える、とても便利な動詞です。

 学校で習った難しい文法事項はいったん忘れてください。

 まずは主語、動詞、目的語の「3語」を使って英語を組み立て、怖がらずに積極的にコミュケーションをとりましょう。

 日本人の英語の基礎力は優れているので、苦手意識がなくなれば一気に伸びます!

 

英語は伝えるより、聞く方が何倍も難しいのです。しかもその音は覚えていないと聞き取りができません。3語で伝わったとしても、相手が理解できなければ会話になりません。まさか3語で話してくださいとは言えないでしょう。